移住にいちばん大事なことは諦めない力。自分を信じれる人だけが手にする生活

オーストラリアに移住するために一番大事なことはなんだと思いますか?諦めない力。移住をやり抜く力です。学力でも職歴でも知能指数(IQ)でもありません。

そして、もちろん金でもない。結局、オーストラリア人はに移住できた人は諦めなかった人なんですよね。やり抜く力とも言えます。

ボクがオーストラリアに永住できて分かったことは「途中であきらめるから夢が叶わない」ただそれだけなんです。

諦めない限り移住する事は可能です。ただ初めに言っておくと生ぬるい考えだと永住はできません。

今回はオーストラリアに移住するために一番必要な「モノ」について僕の考えを書いていきます。

現実を知っていただくためにも厳しい言い方で書いています。そのあたりまずはご了承ください。

どれだけ継続できるかで決まる

継続は力なり。移住を夢から現実にするにはこの「継続」が一番重要です。

ボクの場合は永住権の申請までに日本で4年、オーストラリアで4年の準備と移住をしました。

途中で諦めたい気持ちは何度もあった。それでもここまでこれたのは単純に8年間、継続し続けたからです。

移住するのは簡単です。移住し続けることが難しい。途中で移住を断念するような出来事はパッと思いつくだけでも

  • 移民法の改正
  • お金
  • 家族の事
  • パートナーとの事
  • モチベーションの低下
  • 価値観の変化

そんな逆風とも言える出来事に対して、適切に対処し進み続けられる力がないと途中で挫折してしまします。だからこそモチベーションの維持は欠かせません。

モチベーションを維持するにはただ、オーストラリア永住についてだけ考え続けること。他のこと一切は考えてはいけません。

これが出来ずに、楽しさや快楽に負けてしまうと日本帰国コースにまっしぐらです。

移住のことだけ考えられる力

ただひたすら移住の事だけを考えて、目標だけを追い続ける「集中力」があるかどうか。維持できるかどうかも大事な成功要素。

  • どのような方法で移住するか
  • 狙うビザ
  • 必要な資金は
  • 最低でも4年は維持できだけの生活力
  • もしものバックアップ・プラン

この5つを起きている間は常に考え続けること。鬱になるくらい考え続ける事ができるかどうか。

それだけの力があれば必ず永住できると断言できます。

まずは頭の中で移住が成功できる!と自信ができるくらいのイメージトレーニングをする。そしてそれを具体的に実行する。

方法によって生活の中心を変える

日々の生活スタイルを先程のステップで考えた自分の移住方法に合わせるのも大事。

例えば、パートナービザで永住を目指すのであれば遊びまくることが大事ですよね。バーに行ったり、イベントに参加したりするのも良いと思います。

ビジネスビザの場合はLinkedInなどオンラインでの活動が中心になると思います。ネットワークを作り、ワークショップなどで繋がりを広げていく。

卒業ビザから永住を狙うなら、勉強+就活に力を入れるなど、移住の方法によって生活に重きを置く部分は変わってきます。

とにかく、夢の移住に向かってひたすら考えて行動する。それができないと、途中で惰性や遊びに流されて夢半ばで帰国というシナリオになりますね。

やり抜けなかった人たちの帰国理由

ボクはこれまでいくつもシェアハウス生活を渡り歩いてきたのでたくさんの永住希望者出会ってきました。そしてほとんどの人たちが去っていったことも知っています。

永住したい人の8割が帰国

これまで出会った人の8割は帰国しましたね。また、あるシェアハウスのオーナはこれまで5人のシェアメイトが本気でオーストラリア永住権を目指したけれども成功したのは一人だけだったとのこと。

なんども言うようですが、永住は簡単ではありませんが、難しいわけでもない。諦めた人たちが8割いたと言うだけなんです。

パートナーで乗っかる=先がない

永住権を目指す人の多くは、ワーホリや観光でオーストラリアを味わってからスタートします。いわば、オーストラリアに虜になった人たちですね。または日本ドロップアウト組。

前者も後者も、オーストラリアにとりあえず入国してから永住を狙う人が多い。そのためか職歴やキャリアアップ計画がまったくない中からのスタートになる。そんな人たちの8割くらいの人はパートナービザに「あわよくば」と乗っかろうとするわけです。

それはそれで移住のための一つの手段として考えれば、良いのですがまず目指すべき方法がそこだと「先」がない。

批判されるを承知で言いますが、パートナービザの永住は楽な方法です。努力を避ける方法と言ってもいい。

初めから、楽な方法で「あわよくば」移住だと確率的に良くない。あえて難しい方法を選んで苦労する茨の道を進むからこそ永住権の確率があがります。

パートナービザで永住を狙うのはいい方法。だけど、移住の方法がそれだけだと日本で結婚して永住しようとする外国人と何らレベルは変わらないわけです。

成功する確率を上げるなら、「パートナービザ+α」が必要です。

夢見がちな人たち

ワーキングホリデーから永住権を目指す人は目的を見失わないようにした方が良い。毎日寝る前に永住権のためにする事をを100回復唱するくらいの気持ちがないと、ワーホリ中はフリーター人生で終わります。

フリータというのは自由で楽しい毎日を過ごしている人だとボクは捉えていますが、人生には何回か本気で生きなければならない時期があります。永住権を狙っている間はまさにその本気の人生期。

「楽しければ良い」でも構わない。だけどそれだけじゃ海外に移住なんてできない。好きや楽しい事が自分の将来を大きく変える事はあるかもしれないけど、現実はそんなに甘くない

オーストラリアは日本での生活がながければ長い人ほどどこか夢の国だと感じる部分がある。そう思わせるだけの楽しい偶然や誘惑がいっぱいある。まるでディズニーランドに遊びに来ているかのような感覚と言ったほうが良いかも知れない。

新しい環境、新しい友達、新しい価値観、新しい発見。ある意味すべてが新しい体験かもしれません。だからそれに流され気づいた時には、時既に遅しが如く、移住の道がパートナービザ1本という「何とも言えない方法」になるのは正直イタイ以外の表現がない。

そんな人達の中にも「見事パートナービザで移住成功」!となるケースもあるけれど、ほとんどの人は結局、母国に帰っていく感じ。一人ひとりに確認したわけじゃないけれど、Facebookで今の生活を見てみると大体は母国に帰ってた。

母国に変える人たち

ある韓国人のカップルはともに永住を目指してシェアハウスを運営しながら節約して暮らしていました。そんな彼らはオーストラリア歴4年目のベテラン。「オーストラリアでの生き方」を知っているわけです。この先何年も住めるだけの生活力があったけれども最終的にはあきらめてオーストラリアを去りました

南米からきた留学生もビジネスビザを取得するためにオーストラリアで生活を始めましたが結局は同じ南米人とバーやクラブで楽しく過ごすうちに夢を忘れたのか途中で母国に返っていきました。

結局、素直な気持ちに流されて生活していくと夢は終わりなわけです。

目標がある人は強い

ボクが住んでいたシェアハウスに新しい人がきました。その友達は日本で先生をしていて、「数年後に日本に帰ったらここでの体験を生徒に伝えたい」と言います。彼女は当時、「日本語の先生として働きたい」夢がありましたが、最終的にレストランで働くことに。

ただ、話はまだ続きがあり、彼女は日本に戻った後、教員免許をとり教師として子どもたちにオーストラリアで体験したことを教える夢を叶えました。

結局、オーストラリア永住に関わらず目標がある人は途中で道がそれても必ずもとに戻ってきます

自分で軌道修正をして夢を達成できるだけの原動力になるんですね。

誰も信じず自分を信じる力

他人の考えより自分の考えを優先した方が良い。こと自分の人生を大きく左右するような事については一匹オオカミのような独り立ちが移住には重要です。

仕事がなかなか見つからなかったときに、たくさんの人がボクに「とりあえずお金を稼いだ方が良いよ」といいました。働いた方が英語の勉強になるとも言っていました。

ボクは、そんな甘い話に適当に話を合わせ、ひたすら英語の勉強とスポンサーを探していました。

僕がワーホリでオーストラリアに来たのは、1年間の働きながらビザのスポンサーを探せるから。異文化を知り、価値観を知るというワーホリの目的もありますが。

1つの妥協は新しい妥協を生む。そしてそのうちオーストラリアに移住する目的が自分にとって大切な事でなくなり、夢が叶わなくなる。

ボクはここに遊びに来たんじゃない。僕は人生を変えるために来た。永住するために来たんです。

この気持ちはボクのモチベーションであり、何をするにも柱となった考えの基準でもあります。そして大変な時でも自分を支えてくれた大事なモノ。

僕の信念は

人は夢を諦めて行動を止めてしまうから夢が叶わなくなる。

「絶対に諦めない力」、「自分の将来を信じる力」を持ち続けて、行動できる人だけが永住権を取得できる。

オーストラリアに移住ができるかどうかは、妥協や諦めの分かれ道に立った時に、その力が試されるのです。

オーストラリアに移住したいと思う人に幸運を。

ありがとうございました。

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