【オーストラリア】パースで運転免許をゼロから取る方法!日本の免許がない人へ

こんにちは、うめ太郎です。

オーストラリアのでパースで運転できる免許証をゼロから取ります。

日本の運転免許をパースで使える免許にトランスファーすることも考えましたが、ゼロからパースの運転免許を取ってみるのもオモシロイかもと思ったので挑戦することにしました。

ワーホリや留学の方はおそらく多くの方がすでに免許を持っていると思いますが、まだ持っていない方にとってはパースに限らず西オーストラリア州の運転免許のとり方が分かる内容になっています。

参考文献:Learn to drive (my first licence)

パースと他の州で運転免許証は違う

オーストラリアの運転免許は州ごとに、その州に応じた免許証が必要です。ちょっと理解しにくいですが、州の制度は軍隊を持たない国だと考えると色々とわかりやすく見えてきます。

州ごとに独自の法律があり、運転免許に関わる部分も独自のとり方で州独特の免許証になっています。

パースは西オーストラリア州の都市なので、WA州が定めた方法に沿って運転免許を取らなければなりません。

ただし、別の州で使える運転免許を持っている場合は、WA州で3ヶ月未満にかぎりその州の免許証が使えます。

ちなみに、どの州も運転中は運転免許を持っている必要があります。

オーストラリアは他の州の免許証でも運転できる

運転免許はその州が決めたルールに沿って手に入れますが、他の州で使えないのかというとそうでもない。

If you are visiting Western Australia from another Australian state or territory, you may use your existing driver's licence for the period you are visiting WA or until the licence expires (whichever comes first).

パースではテンポラリー滞在(期間限定)の方は他の州の運転免許証を使って車を運転できます

  • 観光客
  • ワーキングホリデー
  • 学生
  • 労働ビザを持っている人

州ごとに差はありますが、パース(西オーストラリア州)では3ヶ月を超える滞在の場合に西オーストラリア州の運転免許に切り替えるように決めています。

定住する場合は運転免許の切り替えが必要

If you live and work in WA, or intend to take up permanent residence, you are no longer considered to be a visitor. You must apply for a WA driver's licence within 3 months of becoming a WA resident.

オーストラリアの永住権をとる、パースに定住すると決めた場合、西オーストラリア州の運転免許に3ヶ月以内に切り替える必要があります

特に罰則はないみたいですが、西オーストラリア州が法律として決めているので従いましょう。

WA州で運転免許を切り替える方法

WA州以外の州で取得した免許証をWA州のものに置き換えるにはドライバー・ビークル・センターで申請をします。

その際に必要になるのは

  • パスポートなどのID
  • 住所がわかるガスや電気などの支払い書

です。

また、視力検査や、道路交通ルールのテストも必要です。

詳しくは、英語ですが、西オーストラリア州の公式サイトをご確認ください。

外部リンク:Visiting/moving from interstate

パースで運転免許をゼロから取る方法

これから説明するのは、西オーストラリアに住んでいる人が運転免許をゼロから取得する方法です。

今現在、運転免許を持っていない人が対象

日本の免許を持っている人は西オーストラリアで免許証の切り替えをしたほうが安いし早い。別の州で発行された運転免許を持っている人は永住権を持っていない限り西オーストラリアの運転免許証に切り替える必要はないので注意です。

物好きなボクは、すでに失効している日本の運転免許の復活をせずに、パースでゼロから運転免許証を取ることに挑戦します!

外部:Learn to drive (my first licence)

ドライバーズライセンスの申請

Driver's License Applicationを申請します。ペーパーで提出することもできますが、今どきオンラインで申請するほうが早い。

西オーストラリアはDotDirectと呼ばれるオンラインサービスを提供していて、これを使って申請できます。ちなみにDotDirectではレゴ更新や車の持ち主変更もオンラインでできるのでめちゃくちゃ便利です。

まずはDotDirectのアカウントを登録をします。それが終わると、Loginをクリック。

メニュー、3番目のDriver's Licenceをクリック。

このページでは、ドライバーズライセンスを申請できる人の条件が書かれています。また、申請が終わると、JOONDALUPにある自動車センターで次のステップに進むよう支持されていますね。

初めの設問は、西オーストラリア州の運転免許を持っているかどうか。この記事を読んでいる人はゼロから運転免許を取得するはずなので、「No」を選択。

すると、自動的に次の設問が出てきます。質問内容は、別の州または日本(その他外国)で使える運転免許を持っているかどうか。「No」を選択します。

「Start Application」をクリック。


次に、個人情報を特定するための書類を選択します。上の画像を見てみるととてもわかりにくいですが、CategoryA、B、C、Dから自分が提出できる書類を選択すればいいです。

書類の集めやすさで考えると、日本人の場合は

  • CategoryA=1点
  • CategoryB=1点
  • CategoryC=2点
  • CategoryD=1点

を選ぶのがベターですね。

よくわからない人は、ボクが選んだ内容に合わせましょう。どうやって書類を取得するのかも説明します。

Category A

  • Evidence of Immigration Status, including electronic visas, issued by DHA.

VEVOを使い取得します。

VEVOとは何か?自分のビザを簡単にチェックして滞在条件を知る!
VEVOは発行されたビザの滞在条件(ビザコンディション)をオンラインから確認できるシステムです。ビザのコンディションを知ることは、キャンセルなど思わぬトラブルを避ける為に重要です。ビザにはオーストラリアで出来ること、出来ないことなど注意するべきことがたくさんあります。VEVOはそんな注意するべきことやビザの有効期限だけでなく、労働条件や禁止事項なども分かります

Category B

  • Overseas passport that is current (expired passports will not be accepted).

ご自分のパスポートを使います。

Category C

  • Australian EFTPOS or credit card that is current.

西オーストラリア州(パース)で運転免許を取るのですから銀行口座くらいあると思います。今どきのキャッシュカードはEFTPOSに対応しているので銀行のカード(コピー)を提出。

ちなみに、EFTPOSはColesやWoolworthsなどのお店で支払いをするときに銀行カードを使って支払ったことがあれば対応しています

詳しくは「カード支払い、CR,SAV,CHQと表示された時の対処」で説明しています。

カード支払いでCR,SAV,CHQと表示された時の対処
オーストラリアでクレジットカードを使って支払いをする時に、「CR,SAV,CHQ」の画面を見て焦ったことはありませんか?移住や旅行でオーストラリアを訪れ、何かレジで支払いをする時にこの経験したことが無い3つ選択肢が現れた時には、どうすれば良いのか分からず呆然としてしまうかもしれません。僕がその一人です
  • Australian bank statement or letter, less than six months old.

銀行の明細書をオンラインからダウンロードして提出。銀行のサイトにアクセスしてStatementリンクから取得できます。

NABの場合は

Category D

  • Letter from current employer showing residential address, less than six months old.

ほとんどの給料明細にはご自分の住所が書かれているはずなので、給料明細を選択。もし住所が書かれていなければ、雇用主から発行してもらいましょう!

次に、ご自分のプロフィールについて回答します。

初めの設問は、結婚や性別変更などにより氏名に変更が合ったかどうかです。ボクはないので「No」を選択。

次に、性別。そして、生まれた国を記入して、次に進みましょう。

Buildは体格、Heightは身長、日本人であれば髪の毛と目の色は黒だと思うので「Black」を選択。

兄弟で同じ誕生日に生まれた人がいなければ「No」を選択し、最後も「No」を選択しましょう。

このページではご自身の住所や連絡先を記入します。DotDirectを登録したときに入力した内容がすでに自動記入されているので合っているか確認しましょう。

Postal Addressは郵便の受け取り場所のこと。会社を経営していないかぎり、自宅と同じ場所なので「Same as residential」でOKです。

最後のチェックボックスは広告を受け取るかどうか聞かれているのでチェックをOFFにしておきましょう。

Licence Classは車の免許なので「Car」にチェック。Keys for Lifeは「No」にチェックを入れます。

ここでは、精神的・肉体的に何か疾患があるかどうかの確認しています。「No」を選択しましょう。


最後に、確認画面に行くので内容に問題がなければ「Next」をクリック。

Driver's Licence Applicationが完了しました!

後は、次のステップにそって指示された自動車センターに行きます。ちなみに完了画面と同じ内容のメールが届いているはずなので閉じてもOKです。

仮免許を取る (LP)

オーストラリアでは仮免許のことをLearner's Permitと読んでいます。

仮免許を取るには

  • 交通ルールのテストに合格
  • 視力検査
  • 健康状態に関する問診票

が必要。また、年齢が16歳と6カ月以降と制限があります。日本より1年半も早く教習が受けられるのは良いですね。

最寄りの自動車センターに行く

仮免許の取得の前にComputerised Theory Test (CTT)と呼ばれている交通ルールのテストを受けます。試験は最寄りのVehicle licensing centres and agentsから予約なしで受けられるので必要な書類を持って直接訪問しましょう。

DotDirectを使ってDriver's License Applicationを申請した際は場所が指定されるのでそれに従ってください。別の場所では受けられません。

実際ボクは、会社から5分で着くCityWestのセンターで手続きしましたが受付で拒否されました。

仮免の勉強方法

仮免許のテスト勉強は、Drive Safeと呼ばれている冊子が参考になります。また、オンラインの模擬テストも無料で受けられるのでトライしてみるといいと思います。

実際のテストでは、上の模擬テストから出題されました。30問中、24問正解すれば合格できるので、オンラインテストを繰り返して自信を付けましょう。

テストに合格すると視力検査、状況によっては健康診断の提出を求められます。

運転免許証の手続き

Computerised Theory Test (CTT)のテストに合格した後は仮免許証の発行です。テストと免許証の手続きは同じ場所でできるので、パスした後にDrivers lisenceの発行をしましょう。

このあたりの流れは初めにComputerised Theory Testを受けたいとカウンターで伝えたときに自然と全部指示されるので安心してください。

後は、Lean & Log Appを使い、最低50時間の運転教習を記録します!その際に初心者を示すLプレートを車の前後、見える位置に貼りましょう。LプレートはPost Officeで購入できますが、ダウンロードして印刷してフロンとリアの窓にに貼っても問題ありません。

ダウンロード:Lプレート

教習を受ける(DLLB)

仮免許が取れたら、50時間分の教習を受ければオッケーです。

教習時間はDigital learner log bookと呼ばれるモノを使って記録していきます。

西オーストラリア州のオモシロイところは、教習は運転免許の学校の教官じゃなくてもいいところ。ご両親や友達も教官になれるんですね。

しかも、アプリを使って教習の進み具合を管理します。紙でもいいですが、紛失した際に再発行手数料がかかるのが微妙です。

素直に教習アプリをダウンロードしましょう。

パースはデジタル化が進んでいますね。

教習は、常に教官にあたる人が隣につきながら行います。仮免免許中はひとりで運転ができません。

危険認知力のテスト (HPT)

50時間の教習を受けた後は危険を察知して行動できる能力があるかどうかのテストにパスします。

Hazard Perception Test(HPT)と呼ばれており、道路状況をシュミレートした画面を見ながらマウスをクリックしていきます。

このテストは事前予約が必要で、ドライバー・ビークル・センターで対応しています。

HPTテストは2種類あり、費用は合計で50ドル前後します。

運転試験をパス (PDA)

教習50時間以上、HPTをパスした後は運転免許の試験(Practical Driving Assessment)を受けます。費用は$87.90です。

また、試験時に年齢が17歳以上である必要もあります。試験には、実際にご自分の車を試験会場に持ち込んで運転します。

試験を受けるのに必要な教習時間は50時間ですが、大いに越したことはありません。試験に落ちると追加でコストが発生するので運転の自信が持てるまで練習しましょう。

数年前からタカタ製のエアバックのリコールについて問題になっていますが、この会社のエアバックを搭載した車では試験を受けられないので注意してくださいね。

初心者マークを取得しておわり

運転試験をパスした後は、免許証登録のためのお金を支払い、写真を提出すれば、Pマークをもらいます。

初心者マークのことですね。

後はご自分の車にPマークを貼り付ければひとりで運転できます。

パースでゼロから運転免許を取るのってそんなに難しくなさそうですね。

運転免許が取れた後には

交通ルールを守ることはもちろんの事、車の整備も重要です。オーストラリアでは走行距離が20万キロを超えている車がたくさん売っています。そして走っている。

定期的なメンテナンスを怠ると、Free Way(高速道路)のど真ん中で故障ということもあり得る。

実際、ボクの知り合いは高速道路上でボンネットから煙が上がったこともある。そうなると、修理費用だけでなく自分の身の危険も危なくなるわけです。

また、オーストラリアでは1時間に1スタンダード(ビール1杯くらい)であればお酒を飲んでも良いことになっているためか、交通事故は日本より多めです。

自分が万全の状態でも相手はそうとは限らないので、車のメンテナンス+注意を心がけて運転しましょう。

これからパースで運転免許を取る方にこの記事が参考になれば嬉しいです。

ありがとうございました。

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