3分でわかる、オーストラリアでアパートや家を探す方法から契約までの仕組み

こんにちは、うめ太郎です。

オーストラリアで自分たちだけの家やアパートを借りて新しい生活を始めたい!だけどそのやり方が分からない・・・。

ボクがシェアハウスからアパート暮らしを始めるまでは不安だらけでした。だけど賃貸物件の探し方や契約の方法がわかれば意外と簡単です。

今回は、オーストラリアでアパート・家探しに必要な知識とその探し方を中心に書いていきます。

家を借りるには、見学、申込み、契約!の3段階

お部屋探しのエージェントはリアルステート・エージェント(Real Estate Agent)と呼ばれています。実際にお店に足を運んでもいいですが、効率よく良い物件を探すにはオンラインは欠かせません。

オーストラリア中のアパートや一軒家を簡単に探せるようなサービスが提供されています。そこで気になる物件を探して、見学(インスペクション)の予約するのが全ての始まりです。

後は、申込み用紙に記入をして、審査が通れば本契約となります。

下の4つの賃貸サービスがオーストラリアでよく使われているもので僕のオススメ順に並べてみました。

  • Domain
    オーストラリアで人気急上昇の住宅検索サービス。見やすくて操作しやすい。
  • Real Estate
    Domainに次ぐ人気の住宅検索サービス。賃貸物件の量はNo1ですが、Domainと比べて使いにくいサイト。
  • Homely
    地域に特化した賃貸検索サービス。賃貸物件数はRealEstate.comと比べると半分くらいですが地域の口コミ情報があるのでその場所のリアルライフがイメージしやすいのがいいですね。
  • REIWA
    賃貸情報は少ないですが、オーストラリアで家を購入するならREIWAは情報量が多いです。REIWAは賃貸よりも投資に特化したサービズづくりを意識していると思います。ただ、地域の細かな情報が載っているので念入りに調べたい人には使えますね。

どのサービスも紹介している物件は重なっていますが一部はそこにしかない物件も。ただボクの経験から言ってDomainとReal Estateの2つのサービスを利用すればほぼすべての物件に対応しているので十分でしょう。

物件探しとインスペクション

さて、使うサービスが決まったら、さっそく気になる物件を探しましょう。

気になる物件が見つかれば、詳細のページに移動してインスペクションの予約をすれば後は、当日に物件の場所に行くだけ。

どのお部屋探しサービスもやり方は物件さがしからインスペクションの登録まではほとんど同じなので、今回はDomainを参考に紹介します。

インスペクションの仕方は、”Email Agent”をクリックして

"When is the inspection time?"にチェックを入れて、”Request Details”を押すだけです。

インスペクションの当日には待ち合わせの場所(物件の住所)に行きます。10分前くらいには着くようにしてください。

ほとんどのケースは公開インスペクションといって物件を見たい人全員が一気にお部屋を見学するやり方をします。

物件がアパートの場合、インスペクションの時間に集まった人をアパートのエントランスに入れた後、入り口は閉じられるので遅刻をすると中に入れないことも。

なので、10分くらい前なんですね。

いざ借りると決心したら

気に入った物件が見つかれば、賃貸の申込みをするための用紙がどこかの机の上に置かれているのでそれを受け取ります。

あとはその申込用紙の内容に沿って進めていけば完了です。最近では1Formと呼ばれるオンライン上で手続きをするやり方が主流になってきました。

とうとう物件の契約!

申込みが完了すると、物件のオーナや賃貸エージェントが審査を行います。1週間程度で終わり、無事に申し込みの審査が通れば賃貸仲介業者(賃貸エージェント)から連絡が来るので待っていましょう。

連絡が来れば契約まであと少し。オフィスに行き、契約書の説明を受けてサインをすれば本契約です。

入居日当日に、借りた家の前で鍵をもらえるのでそれを受け取れば新生活が始まるわけですね。

賃貸の契約はリース(期間契約)の方が安心

「来月の支払いからレントを週10ドル値上げする。嫌なら出て行け」こんな、一方的な通知を聞いてレストレスで夜も眠れなくなったことありませんか?

マンスリー(月契約)の場合はこれがよく起こるんですよね。
特に景気の良かった2016年くらいまでは半年ごとに値上げの通知が来ることも当たり前のようにありました。

リース(期間契約)だと、値上げ金額やその時期についてのルールが契約書に書かれているので安心です。契約期間中は「出て行け」と一方的に言われることもありません。

Lease(期間期間)とMontly(月契約)の違い

リースはいつから、いつまで家を借りるという契約です。

リースのメリットは、その期間は家の貸主でも「出て行け」と言えません。その場合は違約金が発生するからです。

レントの値上げも予め契約書に計算方法(何% or 物価変動率)が明記しているのでありえない金額を値上げされることがありません。

その反面、ボクたち側にも借り続ける責任がでてきます。リース期間内に簡単に家を変われません。変わる場合は違約金を支払うことになります。

契約期間が終了すると、オーナーはテナント(借り主)と契約を更新するか終了するか選ぶことが出来ます。リースの場合はだいたいこのタイミングで値上げの話が出てきます。

更新する場合は契約内容の家賃とか期間の見直しをしてまた契約書にサインする流れです。

マンスリーは月更新の契約です。

マンスリーのメリットは、賃貸契約を1カ月単位で決められることです。退去を次の月に終わらせられる意味で、引っ越しが多い人や数カ月先が未確定な人にとってはオススメの契約ですね。

心にとどめておきたいデメリット

リースの場合は、契約期間が終わった時に、更新が必ずできる保証がありません。オーナは更新月になると値上げを要求してくる可能性があります。またもしかすると貸している家を売るかもしれません。*

リース契約を更新するかどうかの主導権は家のオーナーにあるのです。

マンスリーの場合は、いつ家賃の値上げが起こるかわかりません。法律的には物件の契約後、半年後から値上げ要求が出来るので、そこで突然の大幅な値上げもあり得るわけです。

結局どっちがいいの?

一般的には土地の値段が右肩上がりの時期にはリースが良く、土地の値段が右肩下がりの場合はマンスリーで契約するほうがいいでしょう。

また、リースで契約する場合は最低半年が期間の目安になってきます。

インスペクションは個人と公開の2種類

日本で家を見学する場合は個人単位で行いますが、オーストラリアはオープンインスペクションと呼ばれる集団見学が一般的です。

オープンインスペクションは、アパートや家に見学の日時が設けられていて、興味を持っている人たちが一斉に集まって見学、質問をします。

契約にベストな時期

オーストラリアの賃貸業でもっとも儲からない時期は冬 (5月〜9月)のシーズンです。

年末シーズン (新しい年を新居で迎えたい人)や、夏シーズン (引っ越しがしやすい)を過ぎると借り手がずいぶんと少なくなるので家賃が下がる傾向があります。

したがって、冬シーズンは引っ越しをする人が少ないのでライバル(テナント)が少ないわけです。

家のオーナからすると一年で一番テナントを選べない時期なので弱い時期。レントが安く、契約もスムーズ(早い)。

敷金は1ヶ月分が相場。

契約時にかかる費用は1週間分のレントと、1ヶ月分のボンド(敷金)が相場です。

日本のように、敷金何ヶ月、礼金何ヶ月と言うような法外な金額を用意する必要がありません。

ボンドも特に何も無ければ戻ってくると言われていますが、やっぱりそこは商売。日本と同じ様にイチャモンを付けられて返ってこないケースが多々あるので注意が必要。

ボンドが返ってこない

他のブログでは、「日本と比べてオーストラリアはボンド管理が政府主導で安心」と書かれているものも見受けられましたが、そんな事はありません。

こちらでも逆に請求されるケースもあり、気持ち日本よりはマシくらいに思っていたほうが良いです。

上の図はボクが住んでいるパースにあるリアルエステート・エージェントの会社です。この会社はかなり悪評が高くボンドが返ってこないことをレビューしています。この人だけではありません。エージェント選びを間違えると後で後悔します。

対策は

入居日にできるだけ写真をとってください。

良い賃貸エージェントの見分け方

ボンド(敷金)が返ってくるかどうかは、賃貸エージェントの良し悪しで決まります。

評判(レビュー)の低いエージェントはボンドを返さないばかりでなくトラブルの対処もしてくれません。また、その費用を請求してくることさえあります。

そこで、エージェントの評価の仕方を書きます。

最近ではGoogleに会社名で検索をするとレビューも出てくるようになりました。

Domainの場合、エージェントの名前はプロパティ・マネージャーの名前の下に書かれています。

この名前をGoogleProduct Review.comを使い検索をするとレビューが知れます。

ボクが10以上の賃貸エージェントを調べた結果、レビュー評価が4以上のエージェントはボンドのトラブルがほとんどありませんでした。

またトラブルがある場合でも会社側の説明に納得できる部分がありしたね。なので賃貸エージェントのレビューが4以下の場合は選ばないほうが良いですね。

Google Viewを使った場合はこの位置。

Product Reviewを使った場合はこの位置。

賃貸物件でペットを借りるときは

オーナーはペット付きのテナントを極力避けようとします。賃貸住宅はオーナーがマーケットのタイミングを見て売る予定の物件なので、犬や猫の傷などで値段を下げたくないんですね。

しかもハウスオーナーにとっては家のメンテナンス費用もかさみます。例えば下の通り、

  • 毛などのカス
  • 汚れ
  • 酷い臭い
  • 損傷

物件をペットと一緒に使う場合はできるだけオーナーの不安を取り除いてあげることが重要です。

ペットを家で飼う場合は「オーストラリアに移住する前に知っておきたいペット事情」を見て対策を考えたほうが良いでしょう。

賃貸住宅の初期費用

家を借りた場合に掛かる初期費用を知りたくありませんか?

賃貸住宅の場合、家具が付いている可能性もあるのでインスペクションの時に賃貸エージェントに確認してみると良いと思います。

もし、家具付き出ない場合はご自身で揃える必要がありますが、 ボクが2LDKのアパートメントを借りて家具、家電、生活用品を一式揃えた時には、4,000ドルくらいのお金が掛かりました

家具類はIKEATargetで揃えることが出来ます。家電は日付指定ができるオンラインショップがあるのでボクはそれを利用しました。

また、1週間の電気ガス水道料金はまとめて1人あたり、週だいたい30ドルくらいです。

最後に一言

家を借りるのはそれほど難しくないことが少しでも伝わればうれしいです。シェアハウスはトラブルも多く借りるときに注意しなければいけませんが、賃貸物件を借りる際も同じように注意しなければならないことがありますね。

ボクがシェアハウスから賃貸物件に移動しようと思ったきっかけもシェアハウスのトラブルがありますが、結果的に見て賃貸を選んで正解でした。

オーストラリアで新しい生活を始めたい人!これから移住をする人はぜひ検討してみてくださいね!

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