オーストラリアの景気は悪いのか?2014年 と 2019年で比較してみると。

オーストラリアの7月の失業率が、12年ぶりに6.1%まで上昇しました。
そんな記事を書いたのが2014年、さて5年たった2019年にはどうなったのでしょうか。

オーストラリアの2014年から2019年までの景気を「数値」と「体感」を合わせて解説していきます。

2014の記事は12年ぶりの不景気に突入している!

このニュースを読んだときはまさに、オーストラリアへの移民が「熱い」時期で今ほど努力しなくても移民することが出来ました。

2013年頃からマイニング(資源採掘)がピークを迎え、そのころから失業率が増えてきたんですね。

ただ、2014年の前半で上がった失業率が再び下がりだしたので、これでオーストラリアの景気も復活か!?と思い来たまた上がりだして過去12カ月で最悪の失業率になってしまいました。

5年間のオーストラリアの失業率は横ばい

下の図の太い紫の線を見てみると、2014年に一旦上がった失業率は横ばいで推移しています。

つまり、数値上では2019年の経済状況は2014年とあまり差がないことになります。

オーストラリアの失業率

物価、最低賃金も毎年上がっているので所得はこの5年で数%伸びている事を考えると、オーストラリアの経済成長は堅調ですね。

と思いがち。

オーストラリアに4年間住んでみた感想は景気が悪くなっている

景気が悪くなっていると一番感じる部分はお店の閉店が多くなりました。街を歩いていてもお店をクローズして「すっからかん」になっている店舗の数が増えましたね。

僕の住んでいるパースはオーストラリアの中でも一番景気の落ち込みが少ない地域です。資源採掘のおかげで西オーストラリア州政府はお金持ちなんですね。

それでも、閉店しているお店の数が年ごとに増えている事を考えると、オーストラリアの景気はやっぱり落ちていると言わざるを得ません。

次に、シェアハウスの空き部屋が年ごとに増えています。GumtreeFlatmates、ローカルなパース通信のアコモデーションを見ていても、募集している部屋に変化がありません。

シェアハウスの借り手が見つからずに定期的に同じ物件を広告に出しているのだとわかります。

この辺りは、オーストラリアの移民政策の影響でワーキングホリデー入国者が減ったり、移民の入国者も減っている事が原因なんでしょうね。

今や、オーストラリアよりカナダの方にワーキングホリデーを選ぶ人が増えている感じです。

景気が悪くなった時こそ移住をする

2014年にこのニュースを見たときは、僕はオーストラリアに行くかどうか悩みました。

というのは、オーストラリアの永住権の中に会社が中心となって永住ビザを申請してくれる制度があるのですが、不景気だとその企業が採用を控えると思うので永住権のハードルは高くなると思ったからです。

不景気の中、移住を進めるか、それとも景気が回復しだすまで日本で資格や職業経験を積んで準備するのか悩みました。

5年たった2019年、今僕が皆さんに言えることは、不況の時ほど海外移住をした方が良い事です。

不況が回復するなんて誰も分かりません。景気が良くなるのに何年かかるのか正確な予想はだれも出来ないので、移民法が改正されて「法的に」永住権のハードルが高くなる前に海外移住をして一気に永住までの道夫進めるのが良いです。

安心を求めている間にはチャンスは訪れないと思います。

リスクを取って、夢に向かって推し進める力がチャンスを呼び込むのだと僕は信じています。

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