オーストラリア永住権のノミネーションをパスする為に押さえておくべきこと!

こんにちは。うめ太郎(@o_sutoraria)です!

雇用主指名の永住権の3段階プロセスの内、ノミネーションをこれから申請する!

そんな人が絶対に見逃せないのが申請資料の押さえどころ、資料の作成ポイントとでも言えばいいでしょうか。

ノミネーションは会社にとって他では代用できない労働者を永年雇用したい!と申請するためのものです。

この資料作りを甘く見て適当に作ってしまうと永住権がリジェクトされる可能性も。

今回はノミネーション申請で押さえるべき大事なポイントを紹介します。

永住権のノミネーション

ボクが申請したのはS186と呼ばれる永住権。会社で2〜3年間働くことで永住権の申請条件が満たされる雇用主指名永住権(S186)とオーストラリアの移民局では呼ばれています。

会社から永住権をサポートしてもらうビザの場合、次の3つのステップ

  • スポンサーシップ
  • ノミネーション
  • 永住権本申請

を通過してやっとオーストラリアに永住できるようになる。

今回、ボクがパスしたのは2段階目のノミネーションプロセスで、主に会社がボク(労働者)に対して会社にとってどれだけ必要なのかをアピールするステップとも言える超重要な段階。

ボクの場合は、2018年から移民受け入れを減らす目的だと思われる「ビザ申請の却下率が上がっている」ので、永住権のノミネーションを無事にパスできるか、ボクはかなり心配していましたが申請内容をしっかりと詰めただけあって大丈夫でしたね。

会社からスポンサーありきの永住権

就職先から永住権(ビザ)をサポートしてもらい、オーストラリアに永住するタイプでは、次の2つの道が用意されている。

  • 就労ビザ経由
  • ダイレクトに永住権を申請

就労ビザで同じ雇用主の元3年(昔は2年)働いた後に永住権を申請する方法か、ダイレクトエントリーと言って、3年働かずに永住権を申請する方法ですね。

どちらが楽かで考えるとダイレクトエントリーを経由するほうが楽ですが、その分審査をパスするためのハードルは高くなる。

テンポラリーレジデンス・ストリームとダイレクト・ストリームの違いは?どっちを狙うべき?
永住権によってはビザ申請をいきなりできる方法(ダイレクト・ストリーム)とオーストラリアに数年間住んだ後にする方法(テンポラリー・レジデンス・ストリーム)の2つがあります。ひとつの永住権の中に2つの申請方法。どちらを選べばよいのかわかりにくいですね

何より会社がボクたちをノミネーションするわけだけど、これから雇う人がいかにその会社で重要な役割をするのかについては雇用主も説明しにくいし、移民局の審査官が納得できるだけの材料も必要。

そう考えると、3年働いた方が取りやすいと言えばとりやすい。

何れにせよ、この2つの方法はともにノミネーションプロセスが必要で、会社からのアピール次第では、オーストラリア人(または永住者)で代用できると判断されればリジェクトになる事を考えると永住権までの道のりが長くなってもとりあえず働くという選択肢のほうが硬い。

関連記事:ビザ申請のノミネーションとは?オーストラリアに移住するために

2018年以降はこのタイプの永住権はTSSビザからの申請になります。DAMA(Designated Area Migration Agreement)も含まれていますよ〜。

ノミネーションの大事なポイント

ノミネーションの申請書類で特に時間を掛けたい所は

  • 組織体制図
  • ノミネーションの理由

この2点だけ。それ以外の書類は誰が作成しても変わらない政府系サイトからダウンロードする会社の登記、納税証明書、そして経営状況を示す会計情報などなど。

オリジナリティが必要な書類は組織体制図とノミネーションをする理由だけなのでそこに書類の作成時間を集中しましょう。

作成時のポイントは、如何にあなたが会社にとって必要な人材なのかがアピール出来ているかどうか。そしてそれを納得できる形で証拠に出せるかどうか。

例えば、年収が上がっている頻度、役職が上がったか、仕事の責任範囲はどう変わったかなどをシンプルにわかりやすくまとめていきます。

言ってしまえば、毎年仕事の責任範囲が広くなり、それに見合うだけのペイライズ(賃上げ)が行われていれば客観的に会社にとってあなたは重要な人材だと分かりますよね。

給料が上がっているのであれば、その証拠として雇用契約の更新(サイン)を提出するなど物的証拠を作ることも重要です。

給料が役職に見合うか

給料が仕事の内容に見合うかどうかはノミネーションをパスする上でかなり重要です。

何だかんだで資本主義社会というのは事実(ファクト)はお金で換算出来ると考えられているので、給料が不当に低いと能力、仕事内容までショボいと判断される

つまり、オーストラリア人で代用可能な仕事、または、人件費を安くするためだけに外国人を雇っていると判断されてノミネーションの却下率が上がる。

一般的に給料の妥当性を調べるのは会社で働いている永住者の給料との差。給料が業界の平均と比べて安くても問題ない。ただ、同じ会社で働いている永住者やオージーの給料と比べて「仕事の内容があまり変わらないのに給料が安い」ということは避けるべき。

もし年収が1万ドル以上変わるのであれば、なぜそれほどまでに給料に違いが出るのかビザの審査官が納得できる理由を提示する必要がある。

常に意識する事

ノミネーションをパスするために常に意識して欲しい事は、会社にとってあなたは国内の求職者では代用できないほど優れた能力を持っている人だと分かってもらえるようにすること。

常にそれを意識した資料作成が大事です。そうすると、移民局の審査官も永住権を発行するに足りる理由があると判断できます。

常にその点を意識した資料を作ることを心がけてください。

いかがでしたでしょうか?

今回は永住権の申請の内、ノミネーション・プロセスと申請資料作成時に注意するべき事について説明しました。

この記事がこれから永住権を申請する人に参考になれば幸いです。

ありがとうございました。

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