オーストラリアで電気・ガス・水道を契約する方法!料金等のまとめ!

オーストラリアでアパートや一軒家を借りた時に電気・ガス・水道の契約の仕方は?月々の費用ってどのくらいでしょうか?

日本と勝手が違うオーストラリアで新しい生活を始めるのは一苦労です。電気・ガス・水道の契約やインターネットの契約。そして月々のランニングコストはどれくらい掛かるのかなど。

オーストラリア特有の光熱費の考え方を知らないと、シェアハウスで生活が得なのか、アパートや一軒家の方が得なのか判断できません。

今回はそんな僕がオーストラリアで電気・ガス・水道の契約の際に知っておきたいことをまとめたので説明していきたいと思います。

契約はオンラインで入力して終わり!

いきなり結論ですが、電気・ガス・水道の契約は超簡単で、各事業会社のホームページから、オンライン上で必要事項を入力すれば完了します。

実際に僕が契約しましが所要時間は5分程度でした。

下の図はオーストラリアのパースで電気を提供しているSynergyという会社に契約する場合の例で、契約のスタート地点は画面右下にある矢印方向のボタンを押します。

水道ガス電気を契約するボタンは、ライフライン(電気・ガス・水道)事業者のホームページに必ずと言って良いほど「Moving home?」と言うような文言の近くにあります。

後は、画面にしたがって契約に必要な内容を入力するだけ。電気・ガス・水道どの会社も基本的に入力する内容は同じです。

  • 氏名
  • 誕生日
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • 引越し先の住所
  • 引っ越し予定日
  • 支払い方法(ダイレクトデビット・クレジットカード)

大手のライフライン(電気・ガス・水道)事業者の場合は契約もかなりシンプルで英語が出来ない方でもスムーズに契約が出来るような作りになっています。

電気・ガス・水道の事業者を選ぶのが大変

オーストラリアは、同じ都市にライフライン(電気やガス、水道)を提供している事業者が沢山あります。その中から自分の生活スタイルに合う事業者を選ぶことが大変なんですね。

例えば、オーストラリアのパースで電気を提供している会社は、SynergyHorizon Powerの2社あります。ガスについては5つの事業者から選ぶことが出来ます。

長く使うものだから、一つ一つ会社毎のサービスの特徴を調べたいと思いますが、時間がかかる、掛かる。沢山のプランの中から自分にあう物を選ぼうとすると半日は潰れるくらい時間が掛かります。

日本と比べて選べる事業者が多いので比較したりする時間が多くなります。これが大変なんですね。

逆に選べない日本のほうが簡単で楽ちんだと思います。

電気ガス水道のサービスを簡単に比較する

Finderを使えば、電気・ガス・水道の事業者を一覧で知ることが出来ます。

日本で言う比較サイトと同じです。Finderではライフライン(電気・ガス・水道)の事業者の他にも普段の生活によく関わる保険やインターネット・プロバイダーの比較もできるので重宝します。

西オーストラリアで都市ガスを提供している事業者の一覧もFinderを使えば一瞬で分かります。

クリックするとガス事業者の一覧が拡大出来ます。


5つの事業者、それぞれの事業者の特徴もよくまとめられていて見やすく判断しやすいのがFinderの良いところです。

他にもiSelectというサービスがありますが、説明が少なく、判断しにくいのでFinderの方がおすすめです。

電気の事業者だけは絶対によく比較すること

オーストラリアで頭を悩ます光熱費が電気です。

気だけは、ライフラインの事業者を徹底的に比較してみる価値があります。毎年どれだけ電気代が上がっているのかを表している下の表を見てください。たったの4年で年間で$250ドルも上がっています。

西オーストラリア州では電気代が毎年、年間で$70ドル上がっており、値上げの上昇率はガス・水道と比べて圧倒的に最悪です。

クリックするとWAの年間電気代の値上の図が拡大できます。

オーストラリアには原発がないので、地熱発電、火力発電、風力発電、太陽光発電(ソーラーパネル)から電気を作っている為、電気代が高く、しかも毎年上がっていきます。

それに対してガスの値上がりはほとんどありません。割引率が高いので値上げの影響は相殺されている様に感じます。ガス・水道より、電気の事業者が提供するプランをしっかり確認したほうが良いです。

アパートメント暮らしなら水道代は無料!

オーストラリアには水道料金が無料の世界がありました。オーストラリアでアパートメントの一室を借りている場合は、家賃に水道料金が含まれると言うなんとも感激な仕組み。

一軒家を借りている場合は、個人で水道の事業者と契約して自分で水道料金を支払わなければなりません。

アパートメントで水道代が家賃に含められると言いましたが、当然契約に依存します。ただし、2018年末現在、アパートメントに水道が無料で提供されるケースが圧倒的大多数です。

水道代が無料かどうか確認する方法

契約書に、

という質問が必ずあります。この質問に対してはYesかNoの二択になり、アパートメントの家賃に水道代が含まれる場合はYesのハズです。

また、その次の節では、

という項目があり、この部分が0%であれば水道料金を支払う必要がありません。

最近では、家賃を上げる代わりにアパートメントの水道料金の負担を増やす傾向もあるので契約する際は水道料金の内容をしっかりと確認してください。

プランは自分の生活スタイルに合うものを選ぶ事

ライフライン(電気・ガス・水道)の事業者毎に様々なプランが用意されているので、どれが一番安いのか時間をかけて調べましたが、値段はあまり変わりませんでした。

あえて言うなら、自分のライフスタイルに合った事業者のプランを契約するのが一番安いのが本音です。

  • 同じ家に住む年数
  • 生活は夜型か、昼型か
  • 電気の使用量

水道電気ガスの事業者では色々とプランが提供されており、比較も大変ですが、そのプランも色々な人の生活スタイルに合うように、安くなるように提供されているので、何も考えずに自分の生活スタイルに合うプランを選ぶのが、時間の節約とお金の節約の両得になります。

例えば、月契約、12ヶ月契約、24ヶ月契約で割引率が変わります。24ヶ月間、引っ越しをする予定がなければそれが一番安いプランになりますが、1年程度で引っ越しする予定があるなら12ヶ月プランが一番安いプランになります。

電気に関しては、オフ・ピークタイム(夜9時から朝の7時)に電気が安くなるプランが合ったり、逆に全時間均一の電気代のプランもあります。

お仕事が夜勤であれば、その生活に合わせたプランを選ぶと良いでしょう。

電気・ガス・水道の基本料金は事業者ごとで殆ど変わりません。ライフラインの事業者全体で、色々な人たちの生活スタイルにピッタリ合う料金プランを用意してくれていると言えます。

プランは値段を見るのでなく、自分の生活スタイルに合うかどうかを考えて契約してくださいね。

オーストラリアの水道電気ガスの仕組み

ライフライン(水道電気ガス)の事業者は電気やガス・水道のインフラを持っている会社からエネルギーの販売権を買って住民にエネルギーを提供しています。そういう意味で考えると、エネルギー・エージェントと言うことが出来ます。

オーストラリアでは電気・ガス・水道を提供する会社と、そのエネルギーのパッケージ(プラン化)して販売する販売業者の二人三脚で役割を分けて運営していることが特徴ですね。日本も最近はそうなってきていると思いますが、オーストラリアはもう少し進んでいると感じます。

ライフラインを提供する事だけに集中する会社、販売だけに集中する会社。
役割をしっかり分けることで良いサービスを住民に提供していこうとするオーストラリアの考え方が垣間見れます。

疑問は全てTerms and Conditionに書いてあるから読む

契約やペナルティーなどは、全てTerms and Conditionに書かれています。電気ガス水道の契約をする場合に、解約した時、プランを変更した場合、引っ越しをした場合、色々なケース毎に事業者と私達が負担をする規則が書かれているので、悩んだらまずはTerms and Conditionを読んで見ることをオススメします。

ADVERTISEMENT