オーストラリアの医療システム - メディケアとは?


メディケア 医療 国民皆保険 オーストラリア
オーストラリアの国民皆保険制度はメディケアと呼ばれています。メディケアは無料または低コストで受けられる医療サービスで所得からの税金徴収で医療サービスが提供されています。

今回はメディケアに関する日本語の情報は少ないので、これからオーストラリアに移住をするかもしれない人に有益になるように気になるポイントに絞って書いてきます。

メディケアはみんなの医療サービス

メディケアは1984年に国の医療サービスとして始まりました。これによって国民の全員に医療がいきわたるようになり、凄まじい勢いで医療環境が改善されたそうです。

この医療サービスは国民の税金によって支えられており、年収の2%をMedicare levyに収めることでメディケアサービスが維持されています。*
* 一部の低所得者はMedicare levyへの納税も免除されてるので無料で医療を受けられます。

病気になったときどうすればいいのでしょうか?その場合は次の2つの方法で医療を受けることができます。
  • 政府や地方自治体が管理している病院や診療所(Public Health System)
  • 民間が管理している病院や診療所(Private Health System)
Public Health System (公的)は政府や地方自治体が提供しており、ボクたちの税金で医療サービスが維持管理されています。

それに対してPrivate Health System (民間)の方は保険会社や医療団体が運営していたり、時には政府と協力して医療サービスを提供しています。この医療サービスは任意で入る健康保険料金の収益をもとに運営されています。

政府主導の税金、民間主導は保険料金で、それぞれの医療サービスが運用されていると考えるとわかりやすいですね。

病気になったらまずはGPsへ

緊急を除いたすべての診察はGeneral Practitioners(GPs)から始まります。いわゆる初期の診察(コンサルテーション)と診療がGPで行われます。またGPでも対応ができないレベルの治療が必要になると、病院へ紹介されます。

このGPsは最寄りの地域にあるので、あらかじめ場所を確認しておく必要がありますね。

それぞれのメリット・デメリット

Publicのメリットは低コストな事です。できるだけ多くの医療を必要としている患者に治療を行うことを目的としているので、個人の融通はききません。

特に気になるデメリットは
  • 待ち時間が長い
  • 医者を選べない
  • 入院した時で個室が選べない (共同スペース)
Public医療ではPrivateと比べて治療や診察ができる病院や診療所の数が少ない事が上の原因として挙げられています。

それに対して民間団体(Private Health System)が運営する医療サービスでは融通が利きやすいことがメリットです。主なメリットは
  • 医者を選べる(長い間にわたって同じ医者に診察してもらえる)
  • 待ち時間がPublicと比べて短い
  • 入院した場合に個室が選べる
  • 公共の病院で治療を受けることも可能

医療サービスで融通が利き、便利ですが、高い保険料を支払わなければなりません。
保険料はサービス内容にもよりますが、1カ月あたり$100からが相場になります。(一人の場合)

次のページ > 世界第3位の人間開発指数をもつオーストラリアの魅力|2019年更新!

メディケアでカバーされないモノ

全ての治療費がカバーされるわけではありません。Medicare Levyを支払っていても一部の治療費や診察料は支払うことになります。

例えばMBSに載っている金額は75%までしかカバーされません。

また救急車を呼んだ場合にかかる費用も自己負担です。

歯科とか眼科に関わる部分もメディケア対象外なので全額自己負担です。ちなみにオーストラリアで虫歯になった場合の費用は大体$3,000 (25万円)になります。高すぎですね。

ワクチン摂取の義務化

オーストラリアでも国が指定するワクチン接種は無料で受けることができます。これまでワクチン接種が「任意接種」でしたが、2016年から「義務」に変わりました。
ワクチンはリスクゼロなわけはなく、ある程度のデメリットがあることが報告されています。発達障害や死亡率との関係も取り沙汰されていて、オーストラリアでワクチン接種をしない人もそれなりの人数いました。

このワクチン接種を一人でも受けていない子供がいる場合は、着き学$400の子ども手当を受け取ることができません。

つまりお金に困っていない人だけがワクチンを拒否しやすい環境になっていることも最後に一言残しておきます。

次のページ > オーストラリアに移住して感じた心配事や不満。移住に後悔はつきもの?

オーストラリアに移住したいと思う人に幸運を。

おーすとらりあ移民局(@o_sutoraria)
*Twitterではブログで記事にできない移民法のニュースを配信しています。良ければフォローをお願いします!

コメントを投稿

0 コメント