オーストラリア市民権(Citizenship)を取得するべき7つの理由。日本のパスポートを捨てるメリットはあるのか。

市民権と永住ビザの違い

意外と知らないAustralian Citizenshipのメリット。永住VISAも市民権もだいたい同じだと思っていませんか?今回は違いが理解るようにまとめてみました。


永住VISAとオーストラリア市民権の違い

オーストラリアでは永住VISAの事をPRと呼んでいます。日本語で直訳の「恒久的な定住」を英語に翻訳してpermanent residencyになり、その頭文字を取ってPRと呼んでいます。その語源がから私達は永住VISAと呼んでいますが実は永住権は5年毎に更新をしなければならず、それ以外にもいくつか条件があります。つまり、永住VISAとは超長期滞在VISAと考えれば分かりやすく、更新のたびにその条件を常に満たし続ける必要があります。

オーストラリア市民権とはまさに法的にオーストラリア人になる事です。民族としては日本人でも一度オーストラリア市民権を取ってしまえば貴方はオーストラリア人になります。これが何を意味するのかお分かりだと思います。貴方はオーストラリアで外国人では無くなります。

オーストラリア市民権を取得すると得られる7つのメリット

  1. VISAの更新が必要ない永住権の場合、5年毎にResident Return Visaを申請する必要がありますがCitizenshipを持っている場合は更新する必要がありません。お金も節約できます。
  2. 軍事系の企業に就職できる
    市民権を持っている人だけが軍関係の仕事に就く事が出来ます。陸軍、海軍、空軍、それらの関連する軍事企業で働くためにはCitizenshipを持っている必要があります。
  3. 裁判の陪審員に抜擢される可能性がある
    日本でも一般人が裁判の陪審員になる事があるようにオーストラリアでも同じ制度があります。これも永住権保持者は対象外です。
  4. オーストラリアの、オーストラリア人による、オーストラリアの為に仕事が出来る
    国家に関わる仕事をすることが出来ます。例えば政治家です。市民権を持っていると選挙に立候補できます。
  5. 選挙権が認められる。というか強制的に選挙で投票しなければならない。笑
    永住権保持者は選挙権がありません。オーストラリアは世界でも12カ国しかない選挙が義務付けられている国です。もし、選挙に投票しない場合、発覚すれば罰金です。
  6. 無期限に海外に住むことが出来る
    実は永住権というのは超長期滞在の為のVISAなんです。5年毎に更新をすれば永遠に保持する事が出来ますが、オーストラリア国外での生活が長くなると永住権は更新ができなくなります。
  7. オーストラリアに永遠に住める権利が保証される
    今後のVISA改定で先に挙げたResident Return Visaが厳しくなるかもしれません。例えば年齢制限が出てくるとか、英語の試験が導入されるとか。費用が上がるとか。もし法律が改悪された場合、最悪のケースだと貴方は次回の更新時に永住権を更新できなくなるかもしれません。しかし一度オーストラリア市民権を取ってしまえばそういった心配から解放されます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。意外とぼんやりとしていた「永住権 VS 市民権」。メリットがわかりやすくなったと思います。もしも日本に戻るつもりが無く今後はオーストラリアに永遠に住む。そういった事が確かであれば市民権を取得するのも一つの手段だと思います。

ただ、日本はパスポートの2重保持を認めていませんからオーストラリアの市民権を取得するということは日本のパスポートを破棄するという事を意味します。

読者の皆さんは「日本人」から「日系」になる勇気はありますか?自分の将来設計とこの7つのメリットを睨めっこしながら考えてみてください。

永住したいと思うすべての人に幸運を。

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2 コメント

  1. 初めまして、面白い記事をどうもありがとうございます。
    私は今から6年前に永住権を取って、仕事をしながらオーストラリアに住んでいます。

    オーストラリアの市民権を取得してのメリットですねぇ。残念ながら私はその7つのメリットの中からでは1番目の1つしかメリットを感じられませんでした(笑)

    確かに1番目はメリットですよね。RRVの更新をしなくてもよいし、その費用もかからない。毎年、更新料が値上がりをしていますので、これはメリットですね。

    2番目と4番目は国家公務員の仕事に就くことができるということですね。例えば、警官、政治家、軍人やその関連企業など。これらの仕事ではネイティブまたはネイティブ以上の英語力やその仕事に関する高度な能力が求められます。今の永住権所持者にそれだけの英語力や能力がある人がどれだけいるのか、、、、またそれにどれだけの人が興味を持っているかですね。私はあまり国家公務員になるという興味がわきませんので、あまりメリットと感じませんでした。しかし、元日本人の方がクイーンズランドで警官として働いている方がいくらかいらっしゃいますよね。でも、警官の仕事とか政治家とか軍人は大変な仕事でしょうね。

    3番目の陪審員に抜擢される。私の多くのオーストラリア人の9割は陪審員に選ばれることをとても嫌がっています。裁判に内容によっては長期間仕事を休まないといけないですし、大変な責任があるからです。裁判や法律に大変興味がある人でしかメリットはありませんよね。日本でも裁判員裁判に選ばれた人達は、事件の話や写真などを見てしまいトラウマになってしまったり、仕事を休まなければならなかったりで、結構裁判員になることを嫌がっている人が多いですよね。オーストラリアでも同じです。私もあまり興味がないのでメリットではないです。

    5番目の選挙権が得られる。これも自分の職業に関する法律や自分に身近な法律を変えてほしいとか、政治に興味がある人以外あまり、メリットがありませんよね。私の周りは半々ですね。興味のある人は支持する政党に票を入れて、法律を変えるんだと意気込んでいる人たちです。あまり、その法律が自分の生活に関係がないとあまり選挙をしてもメリットはないですね。興味のない人は強制的に選挙をしなければいけなくていやだと言っている友達が多いですね。

    6と7番目ですが、オーストラリア国籍を取ってしまうと、日本では2重国籍を認めていないので日本国籍をあきらめなければなりませんね。よって、日本に帰国する際は観光ビザという制限があり短期間のビザを取らなければなりません。親はそのことに関してどう思うのか、もし親の世話が必要となった場合どうするのか、もしオーストラリアに疲れてしまい(今は大丈夫だけど)、日本に帰りたくなった場合どうするのか、など色々と考えなければいけない事がありますよね。人それぞれ家庭事情はあると思いますが、特にお世話になった親や兄弟や親せきの事を考えると簡単に日本人を辞めていいのだろうか、、、、

    7番目の永住権の法律の改悪ですが、いくら最悪のケースでもまずありえないですね(あえて、最悪のケースを考えるとしたら戦争ですね。もし、オーストラリアと日本が戦争を始めてしまった場合、永住権所持者は強制送還または強制施設への連行となるでしょう。2次世界大戦でハワイやアメリカ本土に移住をした日本人のように、国籍を取った元日本人もかなりのいじめなどでだったそうですよ)。もし、永住権所持者が強制的に永住権はく奪ということになった場合、倫理的にやオーストラリアの経済戦略的にもあり得ないです。どれだけの永住権所持者がオーストラリアの経済に税金を払い貢献をしているのかは、あなたもご存じだと思います。もし永住権の強制はく奪などが起きれば、永住権所持者やその人達が働いている会社や関係する団体などが黙ってはいないでしょう。

    去年でしたか、ワーホリの税金に関する法律改正を前政府が法案を立てましたね。あの時、労働党やファーム団体が激しくリベラル党に国会で反発をしたか覚えていますか?あまりにも党内にも反対勢力が多かったため、リベラルも法案を通すことができませんでした。もちろん、無理に通してしまうと次の選挙に影響がでてしまうということもあったでしょう。税金に関する法案で、あれだけ反発をくらって法案が通らなかったんですから、もちろん移民法、特に永住権に関する重要な法律を変えることは大変難しいと思いますよ。永住権所持者と経済が密接に関係しているからです。オーストラリアが移民を受け入れるのは経済的戦略の一つなのですから、それを改悪しようとするとどれだけの反発をくらうか予想が簡単につきます。

    また、去年でしたかそれとも今年でしたか、市民権取得に関する法律を変えようと前政権が頑張っていましたね。国会でも色々と議論されていましたが、反対勢力が多く結局法案は頓挫になりました。(面白いことを言ってましたね、今回は法改正は無理だったけど、私たちは諦めていない、絶対に変えてみせる!と。結局、前政権もそのまま現政権に乗っ取られましたね)市民権取得に関する法案も通らなかったのですから、RRV(永住権に関する法律)は変わらないでしょう。あと、RRVは別にオーストラリアから国外に出国しなければ更新をする必要はありません。私のRRVは11月1日に失効しますが、私がオーストラリアから国外に出ないのであれば別に11月1日までに更新をしなければならないというものではありません。これから10年1度もオーストラリアから出ないのであれば、10年間RRVを更新しなくても大丈夫です。RRVは国外に出てまた入国をする際に必要なビザなので、RRVのビザを厳しくしてももし国外に出ないのであれば更新をしなくてもいいだけです。そうなると、また矛盾点が色々と出てくるので、RRVに関するビザが変わるということはないでしょう。

    よって、私がオーストラリア国籍を取るメリットは

    1.JRパスが簡単に取得できる(今は10年以上海外に住んでいたらとれるのですが、もしかしたら2020年以降)

    2.RRVの更新をしなくてもよいのと、更新料がかからない。
    3.もし、犯罪を犯しても(絶対にしないと思いますが)また犯罪に巻き込まれて犯罪者になってしまっても強制送還されない。例えば、飲酒運転による死亡事故、詐欺事件に巻き込まれて詐欺師扱いされ裁判で負けてしますなど。

    ですね。2番目が一番現実的なメリットですね。それ以外では永住権でも市民権でも権利は国家公務員になれない、選挙ができない、この2つだけを除いては私にとってはほぼ同じです。

    個人的な話ですが、私には日本人の妻とオーストラリア人と日本人の子供がおり、家があり、将来的には子供がどちらの国籍を取るかで、私の両親がいなくなった後、私もオーストラリア人を取るかもしれませんね。しかし、簡単なことではありません。一筋縄ではいきませんよね。妻が日本人なので私がオーストラリア人になっても、日本の永住権を取ることは簡単になりますから、将来日本に老後住みたいとなった時は簡単にできます。でも、もし妻がオーストラリア人だったら、もう本当に日本には帰られないですね。

    ながながとなりましたが、面白い記事をありがとうございました。
    永住権取得頑張ってくださいね。

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    1. 匿名さん、ブログを見ていただきありがとうございます!
      永住権を取得されたんですね、おめでとうございます。うらやましです!

      実際に永住権を持たれている方からの言葉には重みがありますね。確かに公務員に就く、政治家になる、軍隊で働くというのは一般市民からするとあまり興味のないことですし、直接的に関係があるのはおっしゃる通り1番目になりますよね。

      それにしても永住権を取得された後でもこれだけ移住に関する情報を持っていらっしゃるなんて尊敬します。取得後もアンテナを張ってらっしゃったんですね。

      永住権を取得してそこで終わりではなく、それを持ち続けるための努力は必要なのではないかと匿名さんのメッセージを見て感じました。

      日本人夫婦の場合、どちらか片方が日本人でさえいればある程度状況に応じた対応が出来そうですね。これからどの程度法律が改悪されるのかわかりませんが、匿名さんと同じようにアンテナをが張って永住権を取得し続けるメリットと睨めっこしながら生活していくことになりそうです。

      興味深いコメント、ありがとうございました。
      情報を提供したつもりでしたが、逆に情報をたくさん頂いてた意外な展開にブログを続けていてよかったと思います。

      匿名さんもこれからの人生がより良くなるようにブログから願っていますね!

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