地方向けに新しいビザがリリースされます。それによって永住への道が広がりますね!
オーストラリア政府はセミ・スキルビザを通して地方で働くことで永住権の申請を可能にする政策を打ち出しました。この内容はDesignated Area Migration Agreements (DAMAs)と呼ばれていて2019年から始まります。
情報源によれば、すでにノーザンテリトリー州はそのDAMAsの合意をしていますビクトリア州のウォーナンブールも近くサインする予定だとか。
それによって、田舎 (地方)の労働者不足が緩和されるだろうとしています。
このセミ・スキルビザの特徴は「清掃業」、「ジャパレス」、「Baker」、「ウェイトレス・ウェイター」など高度なスキルを必要としない人でも労働ビザが申請できます。
永住権への道が開かれるビザがまた増えることはとっても嬉しいニュースです。
そんなセミ・スキルビザについて詳細を見てみましょう。
提案された新しいビザは地方移住のビザ
このビザは地方で会社を経営されている方が少しでも良い人材を採用したいという要望に答えたものでビジネスビザより申請条件が低くなっています。
オーストラリア人や永住権保持者は地方に住みたくないので、このセミ・スキルビザを使って私達オーストラリアに移民したい人たちを地方に集めようと言う思惑が透けて見えます。
さらに、ビザの優先度を高くして発行までの待ち時間を縮めることが出来る「プライオリティ・リクエスト」も使えることになりました。このプライオリティ・リクエストは2018年に廃止になりましたが、DAMAsで使えるようになったのは嬉しいことです。
ほとんど全ての職業がビザ申請条件の対象!
セミ・スキルビザと呼ばれているようにビザの申請のために高度なスキルを持っている必要はありませんし、資格も必要ありません。
職業もTemporary Skill Shortage Visaのような厳選されているわけではなく、ホスピタリティや農業に関わるなど、何でも良いわけです。
- レストランのウエイター・ウエイトレス
- バーテンダー
- 清掃業
- パン職人
- ホテルなどのレセプション
- 農業
- ヘアドレッサー
- バリスタ
- 観光業
など、中・大都市圏で労働ビザを申請するのに必要な職業以外がターゲットになっています!
似たようなビザがノーザンテリトリー州やビクトリア州の南西地域にもありますが、このビザとの違いは永住権への道がある!部分で大きく違います。
このセミ・スキルビザには期待が高まりますね!
英語力は低いレベルでOK
現在の労働ビザでは、IELTS5.0が求められていますが、セミ・スキルビザの場合はそれよりも下がると言われています。
僕は、IELTS4.5くらいまで落ちるのではないかと考えています。
根拠は、永住権のビザに家族を含める場合、18以上のその家族はIELTS4.5をパスすくことが最低限必要だからです。
この条件はオーストラリアで最低限の生活をする為に必要な英語とされているからです。
デメリットは給料!低い給料で永住を取るか。
セミ・スキルビザではマーケットサラリー・レートを満たす必要がないので、相場より低くなると考えています。
給料を取るとなると、高スキルが必要とされ、英語力の証明もIELTS5.5などビザ申請のためのハードルは高くなります。
給料が多少低くても良いから、とにかくオーストラリアに移住したい!
そういう人たちのニーズを満たす内容になります。
逆にオーストラリア政府はこのビザによって地方の過疎化や経済力を高めたいと考えているそうです。
それだけではありません、大都市人口が都市の交通機関や医療・教育サービスのキャパシティがもう限界に来ていて、これ以上人口を増やすことが出来ません。
今後オーストラリア政府の移民政策はおそらく地方で働き、一定期間住んでから永住権が申請できるながれになっていくでしょう。
参考記事:オーストラリア政府は移民をさらに減らすことを考えている|移民政策の動向
永住権の道は地方に5年間住むこと!
セミ・スキルビザ(Designated Area Migration Agreements)から永住権の条件はまだクリアになっていませんが、内容としてはおそらくかねてからオーストラリア政府が話していた用に、地方に3年から5年間住む事で永住権を申請できるようになると言われています。