ビザのキャンセルを統計!最近のキャンセル状況は?学生ビザは激増!

オーストラリアのビザキャンセル件数が増加しています。2014年以降にこの傾向は顕著に成っていますが、何が原因でしょうか?まとめてみました。

ここ数年でビザのキャンセル数が大きく伸びた理由は「ビザ申請で虚偽の申告」や「過去の犯罪歴」が影響しているようです。

こういった事を確認することを移民局ではキャラクターテストと呼ばれており、False判定が付くとビザ申請に影響が出ます。

今回の記事は、申請中のビザが拒絶されたり、お持ちのビザがキャンセルされる事情についてまとめていきたいと思います。

それでは、これから案内します!

ビザのキャンセルと申請却下は1400%も上がった

ビザのキャンセル件数と申請却下の件数をグラフ化したものが下の図です。
この図を見て分かる通り、2013年〜2014年の件数とピーク時である2016年〜2017年を比べてみるとなんとその割合が1400%も上昇しています。

ぼくは2014年12月に移民法が改正され、ビザのキャンセルと審査拒絶について厳格化されました。その関係で2014年以降は一気に上昇したと見ています。

年度別のビザキャンセルと申請却下の件数

学生ビザのキャンセル件数

学生ビザのキャンセルと申請却下の件数をグラフにしたのが下の図になります。
図を見てみるとビザの申請却下件数はほとんど変化がないのに対して、ビザのキャンセル件数が2015年以降、2倍に増えました。

ぼくは2週間で40時間しか働けない制限を持つのが学生ビザですがそれを超える労働が発覚してビザがキャンセルされるケースが良くニュースで流れているのを知っているのでそれが関係していると考えます。

図を見ても、ビザの発行後に不法労働をして発覚し、キャンセルされたケースがかなりあることを感じさせませんか?

年度別の学生ビザのキャンセルと申請却下の件数

ビザのキャンセルと申請却下は夏シーズンが多くなる傾向

過去12ヶ月の統計ですが、下の図を見ると1年を4つの期間に分けて、それぞれのビザキャンセルと審査拒絶の件数を出しています。

冬より夏のほうが10%程、キャンセル・申請拒否が高くなっています。

ビザを提出するとすれば冬場の方が有利ということでしょうか。僕のビザは冬に提出になりそうなので嬉しいですね。

1年の期間ごとのビザのキャンセルと申請却下の件数

薬物・傷害・暴力はビザのキャンセルと申請却下の原因

全体の5割を占める、ビザのキャンセル・申請却下の原因が薬物・傷害・暴力です。

続いて、強盗・窃盗・詐欺が続いていて、この6つを合わせると全体の7割の申請却下・ビザキャンセルの原因になっています。

ビザを取得した後でも、オーストラリア国内で警察のお世話になるとキャンセルになる可能性があるので注意してください。

ビザのキャンセルがもっとも多かった州

ニュー・サウス・ウェールズ州はビザのキャンセルが一番多い地域でした。それに続いてクイーンズランド、ビクトリア州になっています。ビザのキャンセルはオーストラリア西側の地域が圧倒的に多いということがわかります。

ビザのキャンセル件数が多い国籍

ニュージランドとイギリス人はビザをキャンセルされた全体の7割を占めています。
移民は中国とインド人が全体の半分以上を占めているので、そう考えるとニュージランド人とイギリス人のDNAに刻まれた悪が際立っていますね。

歴史的に、ニュージランド人はイギリス人が多く、本国のイギリスで犯罪を犯した人たちが連れてこられたの暗黒時代があります。

ぼくは歴史も好きなのでそういうことも考えながらグラフを見ていました。

2017年から2018年のビザをキャンセルされた国籍Top10

なにわともあれ、日本人は「All other countries」のカテゴリに入ってるので、南アフリカの9件より少ないことがわかります。

やっぱり日本人って優秀ですね!

今回の記事は移民局からの統計情報を参考にさせていただきました。
参考リンク:Visa refusal and cancellation statistics

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