ビザとビザの橋渡し。4つのブリッジングビザを徹底解説(2019年版)


ブリッジングビザは現在のビザと次のビザを橋渡ししてくれる存在です。

新しいビザの申請中に現在のビザの有効期限が切れると不法滞在になるので、ブリッジングビザはそれを防止してくれる役割もあります。

このブログを見ている人の99%はブリッジングAかBを利用すると思いますが、ブリッジングビザは合計で4種類あります。

ブリッジング・ビザを使えば今のビザの期限が切れても出国する必要がなくこれまで通りの生活をオーストラリアで続けることが出来ます。

2019年から5つ合ったブリッジングビザが整理されて4つになったのでウメが改めてまとめた!
  • ブリッジングビザは超テンポラリーな滞在ビザ
  • ブリッジングビザはどういう時に必要なのか
  • 5つあるブリッジングビザの違い
  • ブリッジングビザは家族にも適用されるのか
  • 不法滞在した時のリスク

ブリッジングビザは超テンポラリーな滞在ビザ

ブリッジング・ビザの目的は不法滞在を防止する為の非常事態用のビザです。

ブリッジングビザは救済の為の意味合いが強いので、オーストラリア国内にいることが前提となります。

なので一度、オーストラリアを出国するとブリッジングビザの有効が終わる場合がほとんどです。(ブリッジングビザB以外)

どんな時にブリッジングビザが必要になるのかと言うと、「申請中のビザが発行される前に現在のビザの期限が終わる」「不法滞在でそもそもビザを持っていない」の2ケースがメインですね。

私達の様な普通の日本人は「申請中のビザが発行される前に今のビザの期限が切れる」ケースになるでしょう。

さて、4種類あるブリッジングビザの説明の前に、学生ビザの申請、パートナーの申請、就労ビザを申請した時に一番高い可能性でお世話になるかもしれないブリッジングビザAの概要だけ先に言うと、

ブリッジングビザAが必要なケースはビザを切り替える場合がほとんどです。
身近な例はワーキングホリデービザからパートナービザや就労ビザに切り替える場合のおな話。

この場合、申請したビザが発行されるまで長い場合だと1年以上かかる事があります。

ちなみに、パートナービザは2019年に法改正されるので、発行まで2年以上待つ必要があります。
関連記事:【移民政策の動向】パートナービザが改悪される!審査が厳しく、発行まで2年待ちも!

新しく申請したビザが発行される前に現在お持ちのビザが切れてしまうと不法滞在になりますが、ブリッジングビザAが自動的に発行されオーストラリアに引き続き滞在できるようにしてくれます。

ブリッジングビザAは申請中のビザありきのものなので、新しいビザを申請していない場合、ブリッジングビザ単体だけで申請することは出来ません。

もうちょっと詳しく、ブリッジングビザが必要になるケース

ブリッジングビザが必要になるケースをもう少し詳しく説明します。自分の状況を当てはめるとどのブリッジングビザが必要なのかわかりますが、手っ取り早くブリッジングビザの説明が知りたい場合はここはスキップして次の見出しに行ってください!

新しいビザの申請中の間に現在のビザが切れる場合

ビザの申請者がすでにワーホリや観光などビザを所持している場合で、新しく申請したビザが発行される前に現在お持ちのビザが切れるケースです。

この場合、ブリッジングビザAが必要になります。

このタイプは一度出国してしまうと、再入国が出来ないタイプのブリッジングビザになります。

ブリッジングビザA中に旅行などでオーストラリアを出国する場合は次に紹介するブリッジングビザBを申請してください。

ブリッジングビザA中にオーストラリア国外で旅行をする場合

ブリッジングビザ中にオーストラリア国外に旅行するケースです。

この場合、ブリッジングビザBが必要になります。

すでにオーストラリアに不法滞在中の場合

不法滞在している場合でもオーストラリアに居る限り、何らかの合法的なビザが必要です。

この場合、ブリッジングビザEが必要になります。

普通に生活をしている人には関わる事がないビザですね。このビザが発行されると、今後のオーストラリアのビザ申請が不利になる場合があります。

ブリッジングは頻度順にA,B,C,Eと付けられている

ブリッジングビザはBridging Visa A,  Bridging Visa BのようにAからEまで順番にアルファベットが付けられています。

2019年に改正がありブリッジングビザDがEにまとめられました。

ブリッジングビザはその使用頻度順に発行数が多いAから発行数が少ないEとなっています。

なので僕たちが一番お世話になる可能性があるのはブリッジングビザAとBです。

Bridging Visa A(学生・ワーホリ・パートナー・就労ビザの場合)

ブリッジングビザA(BVA)は今のビザが切れた後と新しく申請中のビザが発行されるまでオーストラリアに滞在出来るようにするビザです。

申請費用は無料です!

ブリッジングビザAは新しいビザを申請した段階で自動的に申請された事になり、今のビザが満期になると自動的にブリッジングビザAに切り替わります。

ただし・・・他のブログや情報サイトを見ていると誤解した記述があるのでここで正しておきます。

ブリッジングビザAが自動発行されるにはオーストラリア国内に滞在している必要があります。

自動的に発行されるのは申請者が現在のビザの滞在期限が切れた時に申請者がオーストラリアに滞在している時のみ。

たとえ、新しいビザを申請していたとしても、現在のビザの滞在期限終了日にオーストラリア国外に滞在している場合、付与はされません。

滞在期限終了日前に必ずオーストラリア国内にいる必要があります。
>>ブリッジングビザAについてもっと知る
このビザで注意しなければならないのは、
  • 一度出国するとブリッジングビザAは失効するのでオーストラリアに戻れない
  • ブリッジングビザAでは働くことが出来ない。
で、働くことが出来ないのが大きな弱みになります。

ただ!「同じ職場で6ヶ月働く方法」の記事で紹介していますが、「Permission to work」申請を移民局に行うことでブリッジングビザAでも働くことが出来るようになります。

Bridging Visa B(BVB)

Bridging Visa B(BVB)もブリッジングビザAと同じ一時滞在用のビザで申請したビザが進行中で現在のビザの有効期限が切れた時に引き続きオーストラリアに滞在する事が許されるブリッジングビザです。


申請条件は、すでにブリッジングビザAか、ブリッジングビザBを持っている人で申請者が申請書を提出吸う時にオーストラリア国内にいる必要があります。

ブリッジングビザAとの違いは、有効期限があります。そのかわり、その有効期間中にはオーストラリア国外に旅行する事が出来、再び戻ってくることが出来ます。

その為か、申請費用が145ドルします。

このビザは、他のビザとの重複が出来るタイプのビザなので、就労ビザとブリッジングビザBの両方を持つことが出来ます。この場合、就労ビザは働けますので引き続きオーストラリアで働くことが出来きます。

>>ブリッジングビザBについてもっと知る

ブリッジングビザBの審査期間は最低2週間から最大3ヶ月掛かるのでもしオーストラリア国外への旅行を考えている場合はその待ち時間を考えて申請しましょう。

申請時にもし旅行を考えている場合は旅行の期間をビザのお役所に伝えなければなりませんので注意してください。

その期限が終わった段階でオーストラリア国外にいた場合または別のブリッジングビザをが付与された場合に自動的に無効になるので注意が必要です。

特に、ブリッジングビザBからブリッジングビザAに切り替わった場合、出入国が出来なくなるので注意。

Bridging Visa C(BVC)

ブリッジングビザCと同じく一時滞在用のビザで新しいビザの申請中にオーストラリアでの滞在が出来きます。

申請時に旅行の期間を指定することでオーストラリアへの再入国が出来るようになります。
このあたりはブリッジングビザBと同じですが、申請費用はなぜか無料です。

>>ブリッジングビザCについてもっと知る

これだけだとブリッジングビザCの方がお得と思いますが次の2点で大きく違いがあります。
  1. 現在のビザの有効期限が終了した後に、新しいビザ申請を行った場合。(不法滞在状態)
  2. 申請していたビザが拒否されたが、不服申立てを行っている場合。

ブリッジングビザAとBと比べると、申請できる条件がかなり限られていますね。

おそらく、イレギュラーな状態にいる人の為のビザと言えるでしょう。

また、一度オーストラリアを出国するとブリッジングビザが自動失効するので再入国出来ません。


Bridging Visa E(BVE)

最後に説明するのはブリッジングビザE。このビザはオーストラリアを去るためだけの目的で発行されます。

完全にブラックな不法滞在者または犯罪者に対して発行されるのでしょう。

このビザの特徴は、新しいビザを申請する資格さえ無いのに申請した場合で明らかにブリッジングビザ狙いまたは業務妨害レベルの違法ぶりの滞在者に対して発行されることです。

前のブリッジングビザDは、「申請費用が払えない」「入力事項が間違いだらけ」など必ずしも新しいビザ申請の資格が無いとは言えません。

ブリッジングビザDには再考の余地がある分グレーだと言えますが、このブリッジングビザEは完全にアウトです。

このビザは家族にも強制的に適用され、家族もろとも強制帰国しなければいけません。

ブリッジングビザEが発行された記録が残るとこの後のビザ申請に影響が出るので絶対にほしくない逆の意味のブリッジングビザですね。


Bridging Visa D(BVD)

2019年にブリッジングビザDはEにまとめられました!

ブリッジングビザDは主に強制退国される人に対して発行される短期滞在用のビザになります。

グレーな人が対象になっていて、次のケースが当てはまります。
  1. 新しいビザの申請料金を払えないのにもかかわらず申請した。
  2. 新しいビザの申請フォームに間違いだらけで申請した。

この上のどちらのケースも一見すると怪しい申請者に見る事が出来るように区分けされています。

ただし、後に紹介するブリッジングビザEと比べてまだ再考の余地ありの人が含まれます。
このブリッジングビザDはまだグレーな人に対して発行されます。

>>ブリッジングビザDについてもっと知る

オーストラリアに滞在するためには例えばそれが犯罪者であっても何らかのビザが発行される必要があります。

その発行されたビザのタイプによってビザのお役所(移民局)は他のビザ申請のときに過去のビザを知ることで理由が理解るのでブリッジングビザでも正規とそれ以外のグレー以上で分けているのでしょう。

このビザを発行された人はおそらく次のビザ申請にマイナスになると思います。

なぜならこのブリッジングビザ、形だけは合法的にオーストラリアに滞在できるように発行していますが、その目的は基本的にオーストラリアを去るための準備期間を与えるものだからです。

したがって、このビザで労働や再入国は出来ません。

ブリッジングビザは家族にも適用されるのか

もし新しいビザに自分と家族が入っている場合、家族にもブリッジングビザは付与されるのか気になりますよね

嬉しいことに、ブリッジングビザはDを除く全てのビザで家族が自動的に含まれます。

ブリッジングビザEは強制帰国用なので嬉しくないかもしれませんが。

ただし、家族は新しいビザを申請する時に、オーストラリアに滞在できるビザを持っている事とそのビザの有効期限時にオーストラリア国内に滞在している必要があります。

この条件は、申請者と同じなので、自分と家族が同じ状況で共に過ごしているのであれば自然と新しいビザを申請した場合に含まれています。

>>ブリッジングビザDについてもっと知る

不法滞在したときのリスク

うっかりブリッジングビザが発行される前に不法滞在状態に1日でもなってしまった場合はどうなるのかも気になりますよね。

不法滞在した場合のリスクは、オーストラリア永住ビザを取得後に、市民権を取得する場合に申請できないや拒否される可能性が高くなります。


また、現在申請中のビザが拒否される可能性もあり、もし拒否された場合にはブリッジングビザと申請していたビザ両方とも無効になり、オーストラリアを去らなければなりません。

そしてもっとも辛いのはその後3年に渡ってオーストラリアに入国する事が出来なくなることです。

お金的な面でいうと帰国の際のもろもろの滞在費や飛行機のチケットなどは実費になる為かなりの出費になります。

まとめ

5種類あるブリッジングビザのそれぞれの役割と具体的な違いを詳しく紹介しました。

これまでブリッジングビザの意味や役割の違いが何となくわかっていた人もこれでもっとはっきりと見えたと思います。

おさらいすると、
  • ブリッジングビザAは新しいビザと今のビザの間を埋めてくれる滞在ビザ。
  • ブリッジングビザBはブリッジングビザAのビザに再入国が許される滞在ビザ。
  • ブリッジングビザCは現在のビザの有効期限が切れてまだ数日も経っていない人の為のビザ。
  • ブリッジングビザDは不法滞在の色がかなり濃い人に発行される基本的に帰国の為のビザ。
  • そして最後に紹介したのはブリッジングビザEで完全に黒の違法滞在者または犯罪者に対して発行される強制帰国の為のビザ。

ほとんどのケースではブリッジングビザAかBを持つことになると思います。

特にブリッジングビザAとBの違いはオーストラリア国外に旅行し再入国が出来るかどうかでしたね。

最後に、不法滞在した時のリスクは強制帰国だけではなく、次のビザの申請にも影響するので自分のビザの有効期限の管理はしっかり行いましょう。