もし、あなたが今住んでいるシェアハウスが違法な運営をされていたら、どんなリスクがあると思いますか?
こんにちは、うめ太郎です。
心配することはありません、シンプルにお金を失うだけです。まぁそれが、一番の問題なんですがね!
ただ、
違法なシェアハウスという
言葉は、部屋を貸すオーナー側だけの責任問題ではなく、部屋を借りる私たちテナント側の義務も含まれていると思います。
狭い意味での違法なシェアハウスというのは
- 法律を守っていないオーナーが運営するシェアハウス
ということでしょうがね・・
ボクの拡大解釈によると、同じ様に部屋の借り手が守らなければならない事は
- 違法にシェアハウスを利用している
と言えるでしょう。そう考えると、シェアハウスを違法に運営している、使っている人たちが住む家が違法なシェアハウスと言えるかもしれませんね。
シェアハウス周りの法律は州ごとに制定されているので超詳しく知りたい場合は州ごとのTenancy Agreementを読むと詳しくなれます。
あくまで一般的な話になりますが、
オーナー側の違法な運営
はボンドを返さないなどがあります。ボンドは日本でいう敷居金の扱いで、何かを破損した場合はボンドを減額して返金するという仕組みになっています。
退去時にボンドが返って来ないという問題がよく耳にすることですね。モノを壊した記憶が無いにも関わらず壊したことになっているなど。
一般的にボンドは2週間分の家賃を収める事になっています。ただ、これはあくまで一般的な話。部屋を借りる期間が半年とか1年などの長期になる場合や、家やアパートの一室(Unit)を借りる場合は4週間分の家賃を収めます。
逆に言うと、ボンドは最大でも4週間分なのでそれを超えると
- 悪いオーナーが運営=違法なシェアハウス
の可能性が高くなるので避けるのが無難。実際に、ボクは6ヶ月の契約で4週間分の家賃をボンドとして契約しましたが、退去時にめちゃくちゃ揉めました。
そういう事があるなら、ぶっちゃけ自分で賃貸物件を借りる方が資格を持っている賃貸エージェントが対応してくれるので安心できるなと思ったのが正直なところです。
賃貸物件は思ったより簡単に借りられます。見学も公開インスペクションと言ってたくさんの人が指定された時間に集まって見るタイプなので遊び感覚で家の見学に行ける。
その次に多いのは
違法な人数
について。シェアハウスに住んでいる人数に制限はあるのかという話ですね。部屋に入れられる人数も州ごとに決められていますが、
In South Australia, Victoria and Queensland, multiple occupants who are not related fall under the Rooming Act, which may enable you to have up to nine different tenancies in a property.
南オーストラリア州、ビクトリア州、クイーンズランド州では最大9人までひとつ屋根の下で暮らせる法律があります。その他の州では制限を設けていないようですが、
- 大人2人+子供
とされています。
この人数を超えてくると、お金儲け主義に走っているオーナーの確率が出てくるので違法なシェアハウス運営になっている可能性がアップしてきます。安全策として関わらないのがベターだと思います。
後は、週によっては
シェアハウスの契約書が
必要になってくるとこがあります。例えば、西オーストラリア州ではそうですね。シェアハウスの契約書と言ってもWritenなモノであればいいらしく、メールやテキスト、実際の紙で交わした契約の内容をお互いコピーを持っているようなスタンスです。
しかしぃ!このあたりはもう口頭での契約でオッケとなっているところもたくさんあります。実際、契約の27%は口頭での契約らしいですからね。
さて、ここまでは部屋を貸すオーナー側の違法的な部分を話して来ました。これからは、
部屋を借りるがわの違法な利用
ですね!シェアハウスを借りる側としては、
- 物を故意に壊さない
などのルールがありますが、詳しい内容は契約書に書いています。口頭でシェアハウスの契約をした場合は口頭でその旨が伝えられているはず。
ただ、違法なシェアハウスである、ないに関わらず、言った言わなかったの問題はよくある話なので、必ず証拠に残すようにしましょう。例えば、テキストで条件を送っておくとか、Tenancy Agreementを書面で契約するとかですね。
特に、
退去する前のお知らせ
をシェアハウスのオーナーに通知するのかは重要。例えば、2週間前ノーティスという事であれば、退去の2週間前にオーナーにその旨を伝えましょう。
法的にも、ノーティスが契約どおりに行われない場合はボンドから差し引いて良いことになっています。
また、期間契約する場合は、たとえ退去の通知が2週間前でも最低、その期間は住まなければなりません。または別の人を見つけるかですね。
このあたりは、常識的な部分なので余裕ですよね?
その他、気にもしていないのは
違法に使うな
とか
騒音や暴力、平和を乱す
活動ですね・・。違法にお部屋を使うというのは例えば、マリファナなどの麻薬を部屋に置いているだけでも違法にシェアハウスを使っているとされます。
したがって、そういったテナントが入れば、シェアハウスのオーナーは対処しなければなりません。
違法なシェアハウスと言っても様々な捉え方がありますが、こういった前知識があると、オーナの責任範囲とシェアハウスを借りている側の責任がハッキリとイメージできると思います。
違法にシェアハウスに住みたくないし、使わないようにしたいものです。
オーストラリアに移住したいと思う全ての人に幸運を。
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