移民法はどうかわったか。オーストラリアに永住するためには移住するしかないリアル

昔のオーストラリアは誰でも永住権がとれると言っていいほど簡単でした。これまでの移民法がどのように改正されていったかを分析すると永住するには移住するしかない現実があります。

今では20年まえと比べて日本から移民するにはとても難しい時代に。

オーストラリアに長く住んでいるとボクたちと同じように移民した人たちと多少なりともお話をする機会があります。そしてその会話から当時の移民法を知ることも。

総合的に考えるとオーストラリアに移住するにはオーストラリアで移住活動をするしかないような流れになってきています。日本から永住権を申請することももちろん方法としてはありますがその難易度は国内と比べて比較にならないほど高く、一部の高学歴で能力ある人しかできません。

今回は過去と今の移民法がどのように変わったのか見ていきたいと思います。
  • 大学卒業だけで永住できた時代|2000年〜2010年
  • 英語力がなくても永住できた時代|2015年ごろまで
  • 永住には移住を経由するのが現実的に|2015年以降
  • 英語力とポイントの引き上げ
  • 優秀な労働者はそれなりに揃った時代|2015年

就職だけで永住できた時代|1990年〜2000年

ウチの社長は15年前にオーストラリアに移住しました。その頃は仕事が決まるだけで永住権が発行されるレベル。

ウチの社長もボクと同じように就労ビザ(457ビザ)を取得して永住権を申請しました。
社長が言うには、15年前は誰でも永住できたそうです。

この時代はオーストラリアはまだまだ発展途上国の一員なのでオーストラリアに魅力がなく、諸手を挙げて移民を受け入れていた時期です。

移民するなら天国の時代ですね。

大学卒業だけで永住できた時代|2000年〜2010年

今から10年前に移住してこられた方とお話をする機会がありました。その方が言うには10年前はオーストラリアの大学を卒業するだけで永住権が発行されたとのこと。

その方はタスマニアの大学を卒業しました。理由は学費が安いから。とっても簡単に移住できる時代でしたね。

ただよく考えると、このあたりからオーストラリアが求める移民はいかに経済的メリットがあるのか。を重要視するようになってきたのだと思います。

オーストラリアの変化

そんな10年間のオーストラリアを見てきた彼らにどのように社会が変わったのかと聞くと、

すべてのお店が5年時には閉まっている。また、土日はお店は閉店。

ついでにボクの住む町パースについて聞いてみると、この10年で田舎から中都市に発展したそうです。

英語力がなくても永住できた時代|2015年ごろまで

2013年頃の話ですが、その頃は英語力がそれほど求められませんでした。IELTS6さえあれば永住権はほぼ取れる条件を満たします。

就労ビザからの永住権も英語能力の証明があったけれどもIELTS5あればいいレベル。これはオーストラリアに1年住めば達成できるスコアです。

そんな状況も2015年ごろから一気に悪くなりだしました。

これはオーストラリア移民局のスタンスでもあります。彼らは「peopoe are our business」と堂々と宣言しているように、できるだけ移民希望者にオーストラリアの経済に貢献してもらおうとしています。

そのための法改正が次々に行われています。

英語力とポイントの引き上げ

まず、2018年から独立技術のポイントスコアが65ポイントに法改正されることが決定されました。

この点数は、ほとんどの方に8年以上の職務経験が求められます。年齢も32歳までになるでしょう。また英語力も最低ラインがIELTS6になりました。

ポイントスコアだけではありません。就労ビザですら取得が難しくなってきています。

就労ビザ(ビジネスビザ)の取得にはオーストラリアで需要がある職業だけに絞られました。SOLやCSOLと呼ばれる職業リストに載っている職歴を持つ人しかビザを申請できません。

さらに最低労働賃金も上がってきており52,000ドルに引き上げされました。

このボーダーラインの引き上げ背景には国内の景気が思わしくなく町中に仕事を求める人が増えてきていることです。

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優秀な労働者があふれかえる

これまでオーストラリアを豊かにするために積極的に移民を受け入れてきた結果、国内にはそれなりに英語が話せて仕事ができる人があふれかえることになりました。

オーストラリア政府としても英語が母国の市民並みに話せ、高い能力を持った人が以前よりも容易に集めることが出来るようになったのではないでしょうか。

だからこそ、ポイントスコアをここまで上げられるのだと思います。そしてこのポイントスコアで集められる移民希望者をオーストラリア人に換算すると、国内で10年近くの職務経験を持った’’若い人という事になります。

日本人でこの条件に当てはまる人はまぁ非常に少ないでしょう。
IELTS7は普段から英語環境に身を置いている人でないと達成できないレベルだと思います。

永住するにはオーストラリアに来るしかない|2015年以降

これまでの移民局がしてきたハードルの上げ方を見ていくと、これからはいかにオーストラリアでお金を使ってくれるのか(経済的なメリット)がさらに引き上げられてくることが考えられます。

そうなると、日本でオーストラリア永住できる人たちは、オーストラリアについてから相当な金額 メリットがある人に限られてきます。そうした人たちは投資を中心としたお金ちや、オーストラリアの科学技術を引き上げてくれるようなインテリ層だけになる事は疑いの余地がありません。

そうでないボクたち一般人はオーストラリアで生活をし、お金を消費し労働力をある程度提供した上で申請できるビザに限られてくるわけで、永住のためには移住するしかない現実があります。

おそらく、今後の数年で日本からオーストラリアの永住ビザを申請できる人はかなり絞られてくるでしょう。

オーストラリアに移住したいと思う全ての人に幸運を。

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