【オーストラリア移住】ビザのためにはワークホリックになる覚悟も必要な話

こんにちは、うめ太郎です!

ビザが欲しいために会社を利用する人と、そんな労働者を利用したい会社。ビザ狙いで働くということはある意味、お互いが持ちつ持たれつな関係であるということ。

自分の体験談ですが、オーストラリアでビザを得るにはワークホリック(社畜)になる覚悟も時には必要だと思います。

理由は会社の同僚や社長に仕事ができると思われなければビザのスポンサーになってもらえないからです。

私はビザの為に社畜になる道を喜んで受け入れました。今回は、そんな体験を参考にみなさんにもビザを狙えるチャンスを作れればと思い書いていくことにしました。

お仕事系ビザ=仕事量でカバー

ビザといってもたくさんありますが、この記事ではあくまで就労ビザから永住権を目指す前提としています。

その場合、会社がビザのスポンサーをあなたに与えたい気持ちが必要。その点はさまざまな要素があります。

  • 仕事の能力
  • 専門的知識
  • 人柄

そういった自分を会社に知ってもらうためにはコミュニケーション力が必要なわけですが日本人で英語がペラペラ話せる人はそれほど多くない。ましてやワーキングホリデーとしてオーストラリアに滞在する人たちはほとんどが英語が話せないレベルではないでしょうか。

そうした状況の中、私はどうすれば仕事ができると知ってもらえるのかと考えた結果「仕事の量」ではないかと思ったわけです。

ブラックな会社でワークホリック

前述したとおり、ワーキングホリデーでワークホリックすることを決めたのですが、これがうまく私のビザ申請に当てはまったのは会社の状況も関係していました。

私が働いていた小さな会社は全員で3人の従業員がいます。仕事はキーボードをカチカチを打つ仕事、プログラマーと呼ばれるもので、当然面接を経て入社。

ただ、私を除く2人は履歴書と仕事の能力が明らかに違う。履歴書を盛って入社していたわけです。

例えば、履歴書ではあれこれ5年の経験があると書いているのですが、実際は経験が0年だとか。

ありえなくないですか?3年の経験を5年ならまぁ仕事量でカバーできるけれども、無経験を5年ですよ?

これがオーストラリアの普通だと知ったのはもう少しあとの話ですが・・。

会社の状況とワークホリックが一致

そして、彼らは足りない職業経験を長時間労働(ワークホリック)でカバーすると思いきや、なんと全部私の仕事として押し付けてきたわけです。

こういったことは、英語でのコミュニケーション力がなく、オーストラリアで働いた経験がない職業経験もほとんどないケースによく起こりがちで、自分の仕事を他人に擦り付ける行為が横行しています。。。

つまり、仕事の量が私一人に集中するので、人が足らない。

そんな状況で、仕事が認められれば社長は私にビザを取らざるを得ないのではないか?そうプラス思考に考えることができました。

会社とワークホリックが一致した瞬間でしたね。

いつかはビザのチャンスが来る

どんな状況でも仕事を頑張っていればいつかはビザという夢への切符が手に入れられます。

毎日13時間以上の仕事をパースでしていたわけですが、実際仕事をしているのは私だけ。同僚はFacebookで楽しみ三昧です。

そんな事も知らない社長は同僚に指示し、それがそのまま私の仕事になる。そして手柄は持っていかれるという悲しい毎日にもめげずに仕事を頑張っていました。

そんな感じでも3か月も耐えれば、英語力が上昇してきます。会社の状況がもっとわかるようになるんですね。

ビザへのチャンス到来

ある程度、英語力とその会社での仕事力が上がってくるまで静かに仕事に集中。そのうち訪れるであろうビザへのチャンスを待ち続けます

2人いる同僚の中にアーロンというオーストラリア人がいます。彼は良くも悪くもコミュニケーション能力が高くその卓越した能力を使い社長から仕事を依頼されると上手に

それはコアな処理だからウメの仕事だ。

 と逃げる。

私も3か月もたてばある程度、コミュニケーション力がついてきたのでそろそろと、毎晩家に帰る前に今日したことを社長の前でデモンストレーションすることにします。

社長は、アーロンに仕事の進捗を聞くと、なんと私が前日に社長に見せたことを説明するので社長がアーロンに詰問。

妙に素直なのか彼は社長に一言

すべてのプログラムはウメ(私)がやっているんだ

と言っちゃいました。

それを聞いた社長はびっくりしてちょっと飛び跳ねていましたけどね。

社長は、ここで初めて私がどれだけ会社に必要なのか理解したわけです。

ビザのサポートが確実に

翌日、社長は私に作業の進みが悪い理由を聞いてきました。

私もここで正直に、仕事ができる人がボクしかいないと正直に答え、ビザの期限も迫っていることも伝えました。

すると、社長は

ウメだけが仕事をしていることは知っているよ。年収100万増やすから休日も働いてくれ。ビザのことも考える

と、ビザがあともう一歩のところに。

もちろんです。プロジェクトの成功が第一優先なのでやらせてください。

完全に社畜モードになる決意で回答。
このことがきっかけで、就労ビザの申請が始まりました。そして、最終的には永住権も申請できた今があります。

ビザのためには頑張る覚悟も

楽してオーストラリアに移住なんてできない。

夢のためには何かを犠牲にする覚悟も必要だと思います。そうやって苦労して手に入れられるのが海外移住だと思いますね。

もちろん、中には簡単にビザをゲットする人もいらっしゃいます。ただ、私のように高卒から永住権を目指すとなるとそれなりに頑張らなければならないのは現実としてあると思います。

オーストラリアではビザが欲しい人が会社を利用し、会社もそういう人たちを利用するようなところがあります。

夢のオーストラリア移住のためには笑顔で社畜(ワークホリック)になる精神も時には必要かもしれません。

オーストラリアに移住したいと思うすべての人に幸運を。

ありがとうございました。

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