海外移住派があつまる都市。オーストラリアの移民統計から読み解く!給料の中間値も

オーストラリア移住を希望する人の多くは大都市に集まります。移民が好む都市を先日発表された移民統計から読み解いていくことにしました。これによって彼らがどの都市を好み、平均年収なども分かることに。
今回の統計発表でオーストラリアに住んでいるテンポラリー移住者の全体像がハッキリと分かりました。*
* テンポラリー移住は数年間AUSに住めるビザ

テンポラリー滞在の多くはシドニーとメルボルンに

まず初めに、テンポラリー移住者の半数がシドニーとメルボルンに住んでいる事がわかりました。さらにブリスベンはテンポラリー滞在者全体の14%が住んでいるので一時移住者の65%が東側のメジャー都市に集中していることが分かりました。*
*シドニー:27%, メルボルン:24%

さらに、テンポラリー移住者はキャピタル・シティ(行政府のある中心都市)を好む傾向があり、全テンポラリー滞在者の81%が各行政府の中心都市に住んでいます。

生活のしやすさや医療・学校へのアクセスとかを考えると都市部になるのは必然でありますが・・。ココ最近は人口が増えすぎていて将来は都市部に住むことは不便になる報告もあります。

また、それに対してオーストラリア人は全体の67%しかキャピタル・シティに住んでいないことも分かりました。

最近の移民を地方に向ける政策はこのあたりも関係していると推察しています。

次のページ > 地方向けに新しい労働ビザが作られる。永住権への道も!

テンポラリー滞在者の内訳は

1位|ニュージランド人

オーストラリアに一時的に住んでいる人たちって何人が一番多いと思いますか?

今回の統計発表によってニュージランド人の一時滞在者が一番多い事がわかりました。彼らは特別カテゴリービザ申請しているようです。

ニュージランド人の56%がメルボルン、シドニー、ブリスベンに住んでいます。

2位|留学生

語学留学・大学などに通う留学生の数が2位に食い込んでいます。留学生の半分は中国人とインド人。彼らの65%はシドニーとメルボルンに住んでいます。

3位|労働者

そしてボクのようなビジネスビザ経由でオーストラリアに滞在している人たちが3番目に大きい割合だということもわかりました。

個人的にはニュージランド人が一番多かったのが意外。そしてビジネス関係のビザ滞在者よりも留学生が多いのも思いの外だった意外ででしたね。

ビジネスビザとワーホリの収入の差が広すぎ!

ビザの種類によって収入に大幅な差があることもわかりました。ビジネスビザの平均週給は週で$1,143。それに対してワーキングホリデービザの方の平均週給は$648。

それぞれを時給に換算すると、

  • ビジネスビザは$28.575
  • ワーキングホリデービザは$16.2

時給が安いと言っても日本よりは高いのがすごい。

大都市の人口が上昇傾向かわらず

最後にキャピタル・シティ(行政府の中心都市)の人口増加率についての情報もありました。オーストラリアでキャピタル・シティは各地域の行政府の中心都市と訳します。

その都市の人口は年間1.9%の割合で増えています。例えばシドニーの場合はたったの1年間で119,400人も人口が増えました。

1.9%の上昇率でも母体が大きいのでかなりの数が増えていますね。

オーストラリアのキャピタル・シティはダーウィンを除く全ての都市で人口が増えています。地方エリアのダーウィンは人気がないみたいです。

移住的には給料もよく、ビザも取りやすいのでオススメなのですが、残念です。

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オーストラリアに移住したいと思う人に幸運を。

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