オーストラリアのパートナービザが却下される理由は?3つのポイント

こんにちは、永住を現実にするウメ太郎です。

オーストラリアのパートナービザは思ったよりも却下されてることを今日知りました。開いた口が塞がりません。

これからパートナービザを申請する人、すでに移民局に提出した人、まだまだ勝負はこれからです。実際、パートナビザの却下率は高い

そこで今回は、オーストラリアのパートナービザが却下される理由やされた時にできることについて考えていきます。

それでは今日もアツく語り合いましょう!

パートナービザの却下率は高い

As partner visa applications are the most used category of visa, attract a very high refusal rate
数あるオーストラリアのビザの中でもパートナービザは永住権の中で一番申請が多く、同時に却下される率も最悪に高いことで有名。この数は2018年以降に特に現れていて、その年のパートナービザ発行数は前年度と比べて15%も減りました。数字的には2018年ビザ申請数は56,155で、実際に発行されたのは47,732です。
  • 発行数が減った = 却下された

とは一概に言えませんが、パートナービザの却下率が一番高い事を考えると、発行数が減ったのはおそらくビザの発行拒否をしているものと考えることはできます。

また、移民局はビザを拒否するための理由を探している可能性もあります。

些細なミスは却下につながるので注意するにこしたことはありません。

ありがちな却下理由

パートナービザが却下されている理由を調べていくとある程度共通する点が見えてきます。

資料のつじつまが合わない

パートナービザを申請する際にいくつか似たような書類を提出しますね。たとえば

  • Form 47SP – 申請者についての申請書
  • Form 40SP – スポンサーについての申請書
  • Form 80 – 申請者の犯罪歴について

といったフォームがありますが、この中に記載している住所歴や旅行の日時の辻褄(つじつま)があっていないとリスクが高くなります。

提出する前に申請書に記載した日付と出来事をタイムラインにすることで辻褄が合っている確認すればビザ却下のリスクも減らせます。

移民局のケースオフィサーが辻褄をチェックした時に「あれ?」と思われるとパートナービザが却下される可能性もぐんと高くなるでしょう。

移民局は旅行先の国から出入国の履歴を確認できます。その事を頭に入れながら書類を作成するのが良いかと思います。

お引越しをした

住所が変わった時に移民局に新住所を伝えていないとビザの発行が拒否される理由にもなります。

もし、ケースオフィサーがパートナービザ申請書に記載がある住所のオーナーに連絡確認があり、退去していたことが分かるとと、移民局はその時点でお二人の関係が解消されたと考えて処理をします。

当然、パートナービザは拒否されることに。

住所が変わる際は必ず移民局に新住所を伝えましょう。

書類に彼氏・彼女と記載

パートナーは結婚状態だと理解して下さい。オーストラリアでは彼氏・彼女の事をパートナーとは呼びません。

このあたりをよく理解せずに、軽い関係だと思われる書き方をするとパートナービザは却下されます。

ありがちなものとしては書類にBoyfriend、Girlfriend と書くケースですね。あとはデートとか。とパートナービザは却下されます。

全ての書類で相手の事を指すときはPartnerとそれに関係する単語を使いましょう。

大きな考えとして、相手とは結婚していると思いながら書類を作成すると良いと思います。

パートナビザのスポンサー条件

パートナービザを却下されないためにはスポンサーになれる条件を分かっていることも大事です。

パートナービザのスポンサーになれる条件は

  • 5年以内にスポンサーになっていない
  • 過去に3人以上のスポンサーになっていない
  • 服役が伴わない犯罪歴がない

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ビザが却下された後にできること

パートナービザが却下された後は裁判所に不服申立することで移民局の判断をくつがえせる可能性があります。

 (appeal at the Migration Review Tribunal)

ただし、移民局の判断が理にかなっていないと証明する必要があるので相当な書類を用意する覚悟が必要です。

ビザ却下に対する不服申立て経験あるエージェントを通すのが良いと思います。

それ以外にも別のビザを申請する道が残されています。よくあるパターンが観光ビザですね。

別のビザを申請する際に、気をつけることは、パートナービザの却下理由の内容 。

パートナー側の理由によりビザが却下された場合はこの方法が使えます。しかし、

  • 不正確な書類を提出した
  • 不誠実な申告をした

ことによりパートナービザが却下された場合は、新しく申請するビザも却下される可能性が高いです。

最後に、パートナービザは正直に

パートナービザの却下理由を分析していくと、多くは書類の不備や辻褄が合わないこと、そしてパートナーとの関係が弱いことがわかりました。

ビザの申請書類は正直に、正確に作っていくことが大事です。

面倒ですが何度も何度も見直しをして、「もし自分がパートナービザの審査をする側だったら」を念頭にチェックしていくと書類の質が高くなると思います。

移民局のケースオフィサーはパートナービザを却下する理由を探しながら審査しています。自分が申請書をチェックして二人の関係が怪しいと思えばケースオフィサーも怪しみます。

パートナービザの拒否レターを見ないためにも申請書類はしっかりと作り込みましょう。

ありがとうございました。

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外部リンク:A drop in partner visas granted and an increase in visa refusals in 2017/18. Partner Visa Refusal Rates (Subclass 820/801 and 309/100)

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