改悪のタイミングは2019年6月10日までに行われます。あと半年もありません。
今回はパートナービザの法改正に関わる情報になります。
法改正によって、審査がより厳しくなり、ビザの審査期間も最短で2年待たないと発行されなくなります。
加えて、追加で別のビザを申請しなければならないケースも。
そんな今回のオーストラリア移民法の動向について、見ていきます。
- 移民法の改正のメインはパートナーシップが必須に
- パートナービザの申請期間が1年長くなる
- パートナーが出来る=安心では無くなる
- 今のビザの有効期限に注意が必要
- 出来るだけ早くパートナービザを申請する事が必要
移民法の改正のメインはパートナーシップが必須に
パートナービザを申請する為には、オーストラリア永住権、市民権、ニュージランド国籍を持つ方からスポンサーになっていただく必要がありました。法改正後は、パートナービザのスポンサーになる人たちはスポンサーシップと呼ばれる認定が必須になりました。
それによって、ビザのプロセスは
パートナービザの申請>ビザの発行
から
スポンサーシップの審査>パートナービザの申請>ビザの発行
パートナービザの申請期間が1年長くなる
法改正によって具体的に何が影響するのか。一番インパクトがあるのはスポンサーシップが認定されるまでパートナービザが申請出来ないことです。
スポンサーシップの審査期間は12ヶ月から18ヶ月かかり、パートナービザの申請が最低12ヶ月伸びることになります。
つまり、パートナーとの関係をスポンサーシップの審査機関(最低12ヶ月)+パートナービザの審査(最低12ヶ月)の2年間は維持しなければなりません。
パートナーが出来る=安心では無くなる
また、彼氏・彼女(パートナー)が出来たからと言って100%、パートナーのスポンサーシップが認定されるとは限られません。今のビザの有効期限に注意が必要
改正前は、現在のビザ有効期限中にパートナービザを申請すると自動的にブリッジングビザAが付与されました。関連記事:ブリッジングビザについて!5つの違い
つまり、現在のビザの有効期限はパートナービザを申請する時まで必要です。スポンサーシップの申請をしたから自動でブリッジングビザが発行されるとは思わないでください。
出来るだけ早くパートナービザを申請する事が必要
パートナービザの法改正は2019年6月10日までに行われることが確実になっています。具体的な法改正の日にちはまだ発表されていませんが、オーストラリアの移民事情から言って、いつ改正されてもおかしくありません。
法改正がされる前に出来るだけ早く、パートナービザを申請することをおすすめします。
ウメ総論
ウメは今回の法改正を偽装結婚対策だと考えています。最近は偽装結婚からみのチェックが増えてきています。デファクト申請でも共同の銀行口座で資金の出し入れがそれなりに頻繁である必要が求められました。
更に、パートナービザで永住した後に分かれるケースが多く、その対策としてスポンサーシップという段階を一つ増やし、パートナービザ発行までの期間をこれまでより1年から1年半伸ばしたこともあります。
これまでパートナービザはお金さえ払えば的な感じがありましたが、とうとうその聖域にもメスが入ってきたという感じです。
今後もさらに厳しく成っていくでしょう。
外部リンク:Significant changes to partner visa application
0 コメント