パートナー同士で卒業ビザをハシゴする事でとっても長く移住する方法

学校を卒業することで引き続きオーストラリアに滞在できる卒業ビザ。使い方次第で2倍長く移住できます。

こんにちは、うめ太郎です!

移住のテクニックとしてパートナーを作り二人三脚でオーストラリア移住を目指す。その王道として学生からの移住を目指す道があります。ただ、法改正の噂もある。

参考記事:sbs.com.auから

卒業ビザを使った移住テクニック

卒業ビザは学校を卒業することで、オーストラリアに一定期間住むことができるビザです。申請にはスキルアセスメントを必要としますが学校の定めるカリキュラムをパスすることが主なクリア条件になります。

オーストラリアの永住を一人で目指すよりも二人で目指したほうが可能性は確実に高くなります。移住のテクニックとしても使えるんですね。

具体的には一方が学校を卒業し、卒業ビザにお相手を含める。その次に、そのお相手が学校に行き、卒業ビザを手に入れる。その時にまたお相手を卒業ビザに含める

つまり、お互い学生になり、卒業ビザが切れるタイミングで卒業ビザをハシゴする感じですね。

そうすることでオーストラリアに滞在できる期間を延長するテクニックです。

その為にはお相手をデファクト登録(事実婚)しなければなりません。お相手との関係がデファクト状態である事で家族としてビザに含められるからです。

そして、なんと言っても一方が学生であればもう片方の相手も働けるんですね。

つまり、二人分の稼ぎで一人の学費を補う形になるので負担が減るんですね。学生になるなら二人で目指したほうがいいんです。

彼氏・彼女を事実婚状態にする

オーストラリアは事実婚も結婚と同じとみなしています。結婚は婚姻届を出す形で婚姻状態を作り、事実婚は結婚状態にあるカップルかどうかをある組織で審査してもらうことで証明します。

  • 結婚=事実婚

なんですね。ちなみに色々なブログでパートナーと呼んでいるのは基本的に事実婚相手の事を指しています。

  • パートナー=事実婚相手

でもあります。

ちなみに、法的にはデファクト(パートナー)は結婚相手と同じ権利を持てるので、二人が別れるとバツイチと同じだとみなされます。わかります?人によってはバツ2,3もいるので注意です。

関連記事:オーストラリアのデファクトを学ぶ!必要な書類をさっそく準備しよう

学生ビザにお相手を含める

デファクトになれれば何が良いのか?それは学生ビザにお相手を家族として含められることなのです。

前述したように、学生ビザに含められることで、二人揃って働くことができる。そして卒業後は卒業ビザを申請しますが、その際にもお相手をビザに含められるんですね。

その時に含められるお相手(パートナー)はSecondary Applicantとして含められます。

卒業ビザで滞在延長

卒業ビザは卒業したときの学位によって18ヶ月〜4年間の滞在が与えられます。

大学を卒業して最大4年住むことが出来る卒業ビザ!
オーストラリアの大学を卒業することで最大4年間の間AUSで働けるビザを取得することが出来ます。それが卒業ビザ。このビザを使ってさらに永住権を目指すことが簡単になります。このビザは授与された学位によって2年〜4年間、オーストラリアに住むことが出来ます。このビザは永住権ではありませんが、このビザの申請条件をパスした人はポイント制の永住ビザを目指すことも可能です
TAFEを卒業して申請できる卒業ビザで18ヶ月移住!職業リストに気をつけろ
オーストラリアのTAFEを卒業することで18ヶ月間、AUSで生活出来るビザを取得することが出来ます。それが卒業ビザ。このビザを使ってさらに永住権を目指すことが可能になります。このビザはオーストラリアで中長期的に必要になる職業に深く関係するTAFEのコースを卒業した人が主な対象になります。この卒業ビザでは18ヶ月もオーストラリアに住むことが出来ます

その卒業ビザが切れる前に永住権や就労ビザなど次のビザに切り替える必要があるのですが、それが出来ない場合を見越して、卒業ビザが切れるタイミングで家族として含めたSecondary Applicantの人が学校を卒業するように計画

そうすれば、卒業ビザのハシゴができるんですね。

これまでPrimary申請者だった人は家族として卒業ビザに含められます。以前にお相手がSecondary申請者として卒業ビザに含められていたのが、自分を含めてくれるPrimary申請になるので実質卒業ビザは2倍の長さで移住できるんですね。

どうですか?

オーストラリア移住の為にも共通の夢を持つ素敵な彼氏・彼女を見つけるのは優先事項でもあります。

ただ、実際、そういった制度を利用して、偽のデファクト登録をしているケースが摘発されたりしています。滞在を目的としたデファクト登録ですね。

卒業ビザの制約が厳しくなる

現在、政府で卒業ビザ(S485)について議論が行われており、将来的に卒業ビザのSecondary ApplicantはPrimary Applicantになることが出来なくなるかもしれません。

この情報はまだ確定しているわけではありませんが、審議されているそうです。過去にも審議の結果、「見送り」になった法案もたくさんあります。例えばパートナービザのスポンサー申請の改正とかですね。そのケースは最終的に法案が通っています。

今のうちに?

同じように、過去に卒業ビザのSecondary申請者として登録されていた人はPrimaryとして申請できなくなる法改正も起きないとは言い切れない

通常、法改正が行われると、移行期間が設けられ法改正の影響を受けないように工夫される事が多いですが確実とも言い切れない。

イチかバチかで、今学校に入学するかどうかの判断はかなり慎重になりますね。。

ビザ取り学校への学生ビザ申請を厳しくする記事でも書きましたが、オーストラリア政府は滞在目的の学生ビザ申請を減らそうとしているような動きです。ただ、オーストラリアは移民をビジネス化しているので建前かと考えていました。

もし、この議論が法案化されると政府としても真剣に移民のための留学を排除していると捉えることもできるかもしれません。

が!移民局は方を撤回!引き続きOK

しかし!2021年2月13日にこの改正について調べていた所、移民局が法改正を撤回していることがわかりました!

引き続き、パートナー同士で卒業ビザのハシゴが使えるのでとっても長く移住ができますね。

具体的にこの方法を使って長く移住ができるので、永住権の可能性も高くなると思います。

永住というのはとっても足の長いで、長くオーストラリアに住んでいれば何が起きてもおかしくない。言ってしまえば、ここで長く耐えた人は圧倒的に有利なわけです。

永住の夢、諦めずにがんばりましょう!

オーストラリアに移住したいと思う全ての人に幸運を。

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