オーストラリアのビザについて。移住するなら知っておきたい最低限の知識

オーストラリアに短期であれ長期であれ滞在するときは、ほとんどのケースでビザが必要です。

こんにちは、うめ太郎です!

ただ、オーストラリアのビザってとっても複雑になってるんですよね。手軽に申請できるのはETAの短期観光ビザくらい。

複雑なオーストラリアのビザ制度

オーストラリアは移民大国と呼ばれており移民制度をビジネス化することで国家の繁栄を築き上げています。

つまり、それだけ複雑なビザ制度なんですね。だから、専門用語が多い。

これからオーストラリアに旅行をする方、移住を考えている方にとって知っておいたほうが良いビザの情報を予め頭に叩き込んでおくと、直接移民局のページを読んでも意外とすんなり理解できます。

無駄なトラブルに遭遇しないためにもビザの知識を知っておくのは重要ですね。

さらにオーストラリア移住の計画をたてるときに最低限の知識を知ることでつまづきやすいややこしい部分もスッキリします。

何をするにも前知識があるのと無いのとでは効率性に雲泥の差が

ほとんどのケースでビザが必要

オーストラリアに入国するにはビザが必要です。たとえ空港内のトランジット(経由地)入国であってもビザが必要なくらい入国管理を厳しくしています。

結論から言うと、ビザが必要のないケースは空港内トランジットが8時間未満のときだけ。つまり殆どのケースでビザが必要になるのです。

日本人がビザなしで入国ができる国は190カ国もあるので普段からビザを意識しませんが世界、とりわけオーストラリアは

  • 入国 = ビザがいる

となります。

これを知らずにビザの申請を忘れてパスポートだけで入国しようとすると入国管理の時にトラブります。

ただ、最悪、入国時にビザをインスタントに発行できますが発行までに時間がかかるかもしれません。

関連ページ:オーストラリアはビザなしで入国できません!【観光ビザを使いましょう】

ビザとパスポートの違い

わかりにくいパスポートとビザの考え。一言で言うと

  • パスポートは身分証、
  • ビザは入場券

の役割をします。

パスポート

パスポートは世界で共通の身分証です。どこに行ってもボクたちは日本人と証明できる書類。あなたは誰?の答えをだせる書類ですね。

したがってパスポートの発行は日本がします。

ビザ

それに対してビザは、いつからいつまでオーストラリアに滞在できるのか。または仕事ができる?滞在時に守るべきルールはあるか?などオーストラリアに入国してから守るルールや滞在の条件について決められている書類とも言えます。

このビザはimmiアカウントを通して申請します。申請のために必要となる書類や条件はそれぞれのビザごとに決められていてさまざまです。

ちなみに、一般的にビザの有効期間が長いほど申請費用や条件が高くなります。永住権ともなると$4,000ドル以上するのが当たり前な世界ですね。

Secondary Applicant

ビザの用語でPrimary Applicant と Secandary Applicantという言葉があります。

ビザを申請する際に、申請の全ての条件を満たした人のことをPrimary(プライマリー)申請者と呼びます。

ビザ申請をする人ですね。移住用のビザの場合、Primary申請者の他に奥様や子供も含めることができるのが一般で、その人達もビザ申請をしなければなりませんが、Primary申請者がビザに家族を含めるように申請します。

その人達の事をSecondary Applicatntと呼んでいます。移民局のサイトの説明文ではその言い方と同じ意味をもつIncludeFamilyなどとも呼ばれています。

入国する時にビザ以外に必要になるもの

入国カード(Incoming Passenger Card)の提出が義務付けられています。記入する内容は滞在先の住所や連絡先、そして渡航目的。これらの情報も入国させるかどうかの判断材料になるので正確に記入しましょう。

その他、ビザラベルを聞いたことがあるでしょうか?

これはビザを持っている証拠として、発行後にパスポートに貼るシールみたいなものです。

ただ、オーストラリアは何でも電子化して手間を省こうという流れの中で数年前からビザラベルがパスポートの番号とリンクされるようになりました。

それによって、ビザラベルなしでパスポートだけで入国ができるようになりました。*
* ビザ申請者のパスポートに自動でビザがリンクされる仕組みになっていて、ビザラベルをパスポートに貼る必要性がなくなりました

ボクたちビザを申請する側もビザの発行後にわざわざ在日オーストラリア大使館に行かなくてよくなったのは楽でいいですね。

ビザラベルをつけることも可能

オーストラリア大使館で70ドル支払うことでビザラベルをパスポートに貼ってもらえます。

ただ、実質的な力はあるようでないものなので必要ありません。

パスポートとビザの情報が繋がっていて、入国管理局の検査官はパスポートのビザラベルを見なくてもパスポートを読み込むことでビザがあるかどうか分かるのです。

外部の古い記事ではビザを印刷しておいたほうが良いかどうかについての話題もありますが、印刷は必要ありません。ただ、不安症な方は心の安心感のために印刷しておくのは良いと思います。

ビザのルールや滞在条件を知る方法

オンラインでご自分のビザの有効期限や守るべきルールについて簡単に確認できます。

VEVO (Visa Entitlement Verification Online system)を使えば24時間、好きな時間にすぐにビザのコンディションを知れます。

ビザの種類

オーストラリアは目的に応じてビザを7つに分けられます。およそ72のビザが2019年現在に存在しています。

まずは、ビザの中でも一番の申請数を誇る観光ビザ。3ヶ月のETAビザ、1年未満の訪問ビザがあります。

ついで学生ビザが2番目に申請数が多いと言われています。オーストラリアでは学生ビザでも働きながら学校に通えるビザ条件になっているので留学先として人気があります。

そして、労働ビザ。オーストラリアではビジネスビザと呼ばれています。当然その目的は働くことです。労働ビザから永住ビザへの道があるのでオーストラリアへ永住を目的にこのビジネスビザを狙う人が多い。ボクもその一人です。 

そして永住ビザ。永住権やPRと呼ばれています。有効期限は5年間で、5年毎にレジデントリターンビザといって更新をします。基本的にはオーストラリア市民と殆ど変わらない待遇が受けられます。

オーストラリアに移住したいと思う人に幸運を。

ありがとうございました。

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