オーストラリアの移民割合を国別で見ていくと移住に適した国かどうか見えてきます。
こんにちは、うめ太郎です!
海外移住を考える時にその国が住みやすいかどうかはそこに住む人達を見ていくとある程度わかります。
人口に対してどれくらいアジア人の割合とか宗教の割合を見ていくと国の色がわかりますよね。
今回は移民の割合を国別で見ていくことでオーストラリアが住みやすいかどうか考えていきます。
国別で見る移民割合
オーストラリアの人口はおよそ2500万人です。(Wikiから)その内およそ3割に当たる750万人は海外で産まれた移民の人達です。
この3割の移民の人たちの出身国トップ10を並べてみると
国 | 人数 | 割当 |
---|---|---|
イングランド | 992,000 | 4.0 |
中国 | 651,000 | 2.6 |
インド | 592,000 | 2.4 |
ニュージランド | 568,000 | 2.3 |
フィリピン | 278,000 | 1.1 |
ベトナム | 256,000 | 1.0 |
南オーストラリア | 189,000 | 0.8 |
イタリア | 187,000 | 0.7 |
マレーシア | 174,000 | 0.7 |
スコットランド | 135,000 | 0.5 |
となっています。
移民の割合 (2017 - 2018) |
ここ直近数年の移民流入を見てみると1位・2位は中国とインド。ただイギリス(大英帝国)のイングランドからの移民が未だに構成比1位なわけです。
オーストラリアは1980年頃まで白豪主義といって移民でもなんでも白人が優先されてきた歴史があります。
そのため、かなり長期に渡って白人、特にイギリス系の人たちがオーストラリアに移民してきたこともあり、未だに人口割合の1位はイギリス系なんですね。
とはいえアジア系の人口が多いのは見て分かる通り。町中を散策してみてもアジア人だらけです。さらにパースなどは東南アジアに近いこともあり、白人よりアジア人のほうが目立ちます。
日本人の割合
オーストラリアに住む日本人の割合は2017年現在でおよそ97,223人もいます。内56,000人は永住者です。
都市ごとの内訳を見ていくと下の通り。
都市ごとの内訳は
- キャンベラ:1,325人
- シドニー:34,432人
- パース:7,678人
- ブリスベン:24,349人
- ケアンズ:4,132
- メルボルン:25,307人
南オーストラリア州やノーザンテリトリー州の情報はなぜかありませんでした。なぜだろう・・。
人口比でみるとケアンズに日本人は多そうですね。
日本人がオーストラリアに移民する人数は毎年少しづつ増えているようなので今後も更に多くなると思います。
1万人と聞くと少なく感じますが、この数には観光・訪問ビザやワーキングホリデービザで滞在中の人数が含まれていないので実際はもっと多いです。
町中を歩いて注意深く周りを見てみると日本人とよく出会いますね。日本人割合が低くてもよほどの田舎にいかない限り、日本人を必ず見かけます。
外部リンク:海外在留邦人数調査統計(平成30年度)
少数派であって少数派ではない
日本人!という人種で見ていくとオーストラリアの人口比に対する割合は大きくありませんが、アジア人という考えで割合を見ていくとそれなりに人口の割合を占めています。
ボクたちが顔を見ただけでどの国出身なのか正確に判断するのは難しい。同じようにオーストラリア人もボクたちがどこの国出身なのかは直接質問するまで判断できないと思います。
そうすると、オーストラリア人にとってはアジア人という一括でグループピングするわけで、必ずしも少数派というわけではありません。
そういう意味では町中で外国人を見るような視線は感じませんし、自分が少数派ということも感じません。
つまり日本で暮らしているような感じで生活できるわけです。
長期的には日本人の割合はもっと減る
ただ、中・長期的にはオーストラリア社会における日本人の割合は更に低くなると思われます。
これは単純に日本が少子化だから。オーストラリアで永住権を持っている半分くらいの人はパートナービザ(結婚ビザ)を持っていますが、大体はワーキングホリデービザ経由で学生ビザに乗り換えているケースです。
少子化によって子供の人数がさらに減れば自然とワーキングホリデービザでオーストラリアに滞在する人は少なくなるのは確実。
対して、オーストラリアの人口は移民政策で上手にコントロールされていることもあり毎年少しづつ増えています。
つまり日本人の数とオーストラリアの人口は反比例している状態なので将来的には日本人の移民比率は更に下がるとボクは見ています。
そう考えた時にオーストラリアが住みやすいかどうかを考えてみると、やっぱりまだ住みやすい。
結局の所、アジア人としてまとめられるのはこの先も変わらないので、オーストラリアで自分たちが外国人だと感じることは少ないからです。
今回は国別の移民割合を中心に日本人が住みやすい国かどうか考えてみましたがこの記事が参考になれば幸いです。
ありがとうございました。