【賃上げ】年収が4年で$46,000ドルも上がった話。経験をシェア


オーストラリアの賃上げがすごい。ありえないくらい爆上げします。

こんにちは、うめ太郎です!

2015年からの4年で$46,000ドルも上がりました。やばくないですか?

特段なにかすごいことをしたワケではありませんが、重要だと思うのは仕事に対する取り組み方。

これに尽きると思います。会社で信頼されれば給料は必ず上がります。

今回の記事はボクの年収がここまで一気に上がった理由を考えていくことで皆さんの賃上げ参考にしていただければと思います。

オーストラリアの賃上げ事情

給料が上がることを賃上げと言います。英語では一般的にPay Rise(ペイライズ)と読んでいますが、Wage Increasesと呼ぶことも。

オーストラリアは給料の支払いが週毎になるので週休を表すWageが使われるんですね。

さて、この週給ですがオーストラリアでは毎年7月1日に最低賃金が決められていて基本的に上がっていきます。

2018年の賃上げでは3.5%も上がりました。

金額の差はありますが、違法なキャッシュジョブでもしない限り基本的に給料は自然に上がっていきます。

給料が上がった履歴を公開

直近の1年以内に給料が$10,000ドルあがりました。一年ですよ?

日本だと1年で2千円くらいしか賃金上昇がなかったので1ドルの換算レートを75円として計算すると375倍も高い。

こんなに給料って上がるものなんですね。

それはさておき、これまで給料が上がった履歴を並べてみると

  • 2015年:賃上げ、前半に$10,000ドル、後半に6,000ドル
  • 2016年:賃上げ、$15,000ドル
  • 2017年:賃上げ、$5,000ドル
  • 2019年:賃上げ、前半に4,000ドル、後半に6,000ドル

合計で46,000です。

すげー!

まるで他人事のように話していますが、何もせずにここまで一気に給料が上がったわけでもないと思います。

賃上げは信頼の証

オーストラリアの賃上げは「能力+信頼」で成り立っている

と考えています。

さらに

  • 信頼 > 能力

の方程式も成り立つとも思います。つまり能力が高い事よりも会社から信頼されることのほうが重要なファクターなんですね。

うちの会社でボクよりも年収が上がった上司がいますが、彼のコーディングスキルはプログラマ歴3年生くらいのレベル。ちょっと手の混んだ問題になるとお手上げ状態。

技術的なことは応用情報処理の資格を持っているボクに聞いてきます。

それなのに給料が数年で一気に70,000ドルくらい上がっている理由を考えた時に、信頼しか思いつかないんですね。

社長たちが安心して旅行に行けるだけの信頼を彼は獲得しているのです。

仕事ができるできないよりも、会社の運営を安定させてくれる人のほうが重要なわけです。

つまり賃上げは能力主義で上がるわけではなく、信頼主義で上がるわけです。

給料を上げるには信頼されること

会社から信頼をされるのが給料を上げるコツだと説明しましたが具体的に何をするのか。

ボクは賃上げについて一度も意識したことがありません。しかし給料はコンスタントに上がってきました。

そこで、ボクがどのように仕事と向き合っていたのか、また上司はどのように会社で仕事をしていたのかについて考えていくと思い浮かぶの下の通り。

  • 正直でいること
  • 長く会社で働きたいことをアピール
  • 言わなければならない事は言う。
  • 仕事ではイエスマンになる。
  • サボらない

正直でいる事

ウソってバレるんですよ。相手もボク達のように普通に考えられる人間なので辻褄が合わないことは嘘だと察知するわけです。

特に、欧米人の考え方は性悪説とも繋がっていて「相手を疑って掛かる」ところから始まります。

騙そうとしている、嘘をついていると初めから相手の話を信じていないところがある。そして日頃の態度や会話を通しながら少しづつ信頼を積み重ねていきます。

相手と正直に話す。誠意を持って対応することは信頼関係をより一層強くするのではないでしょうか。

正直でいると信頼されこの人なら長く居てくれると心から信じてもらえるわけです。

長く会社で働きたいことをアピール

大きな会社は違うと思いますが、社員と社長の接点がそれなりにある中小企業では社員を資産と考えている人も少なくありません。

会社独自のノウハウを知っている人が転職すると知識や独自技術(ノウハウ)の空洞化が起こるので経営状態に影響します。

それだけに社員がどれくらい長く働けるかどうかは、特に小さい企業にとって死活問題。

日頃からちょっとした時に、会社に満足している事や長く会社を続けたいことをアピールすると、社長達も安心して給料を上げてもらいやすくなるでしょう。

言わなければならない事は言う

お金をもらって働いているわけですから、会社に何かお願いすることは言いにくいかもしれません。

日本人なのでことさら言いにくいかも知れませんが、自分の考えやお願いしたいことは我慢せずに伝えたほうが良いと思います。

ビザのお願いや、残業の受け入れなど。もっとマニアックな話をすると、会社でノミネートされるロール(役割)などは永住権にも関わってくるので、自分の意見を言うべき時に我慢すると後で後悔します。

それに自分の考えを言うことは信頼を築いていく上で大事です。

思ったことを言うわけではない

時々、海外は個性が尊重されるので自分の意見をハッキリということができると考えている日本人がいらっしゃいますが、まったく違います。

オーストラリア人もボク達と同じ人間であり自分が言われて嫌なことはオーストラリア人も不快感を持ちます。

思ったことを言うことと、自分の意見を言うことは違うことに留意してくださいね。

常に、相手の立場に立って、相手の気持ちを考えながら自分の主張をすることが大事です。

この考えはEQ(心の知能指数)とも関係があります。

イエスマンになる

オーストラリアは日本よりもワンマン社長が多いと思います。

ちょっとしたことでクビになったりすることもあります。実際、同僚のイタリア人は無理言って1ヶ月の長期休暇をとった後に出勤1日目でクビになっていましたからね。

こっちでは社長は自分のジョブセキュリティを握っている権力者なので基本的にだれも社長に逆らいません。

また、社長がしてほしいことに反論してくる社員をとっても嫌います。

そのあたりの空気というか、社長の性格や考えを読み取りながら基本的には何でもYESというのがベターだと思います。

不可能な要求もとりあえず出来るという。

何らかの形でやり遂げる。たとえ結果的にできなくても、とりあえずやってみることは、初めからできないというよりもいいです。

最終的にできるだけのことを試してできなかったら、それを説明する。

社長も会社をこれまで経営してきた方ですからムリなものはムリだと理解してくれました。

社長の思いを実現しようとする努力は信頼を得る大事なきっかけです。

長い年数働くと給料が上がりやすい

会社にとって従業員に賃上げするのは「投資」をしているのと同じです。

そこにリターンがあると考えるから給料を上げてくれるとボクは思います。

結局、信頼を築くことがペイライズの秘訣なわけですが、たとえ何もしなくても、会社に長く在籍すれば信頼は築けていけます。

というのは、会社独自のノウハウを持っていることにも繋がり、会社にとって欠かすことの出来ない役割をアナタは持っていることも意味します。

そうなれば、「足止め」として毎年給料をコンスタントに上げてくれます。

色々と書ききましたが、一言で言えば日本で働いていた(昔ながらの)働き方をオーストラリアでも実践すれば会社は自然と給料はあがります。

その給料の上げ幅は信頼度によりけりだと個人的に思うようになりました。

他人の気持ちに立って考え行動できる道徳教育を世界中で科目として受けてきたボクタチ日本人は、それだけで賃上げされやすいポテンシャルを持っているのだと思います。

あくまで、日本で働いていたみたいに真面目に、会社のためセコセコ働いて給料を地道に上げていきましょう。

ありがとうございました。

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