こんにちは、うめ太郎です。
自動車整備士からオーストラリア永住権への道はあります!
永住権の申請にはAQF Certificateが必要になるのでTAFEまたは大学に行く必要がありますが、それでも永住権が狙えることを考えると車好きにはたまりませんね。
かくいうボクも昔はガソリンスタンドで働いていたくらいの車好きでした。オイル交換とか最高に楽しかったですね。
今回はこれから自動車整備士から永住権を狙う方法について考えていきます。
自動車整備士からの永住権
オーストラリアは車の修理やメンテナンス、それに伴う部品の交換やチェックをする人のことをモーターメカニックと読んでいます。
いわゆる自動車整備士のことですね。
オーストラリアではすべての職業を英数字の番号で管理しています。これをANZSCOコードと読んでいますが、自動車整備士の場合は
Motor Mechanic (General) /321211
です。
職人として認めてもらう
ご自身の職業を自動車整備士として認めてもらうには技術査定(スキルアセスメント)が必要で、TRA(Trades Recognition Australia)と呼ばれる特別な査定機関に連絡を取り審査を依頼します。
技術査定にパスするポイント
AQF Certificate III including at least two years of on-the-job training, or AQF Certificate IV (ANZSCO Skill Level 3)
Motor Mechanic/321211は
- AQFサーティフィケートⅢ+2年の実務経験
- またはAQFサーティフィケートⅣ
が必要になります。これが基準になるのですが、それに加えてさらに最低3年の実務経験が必要とされています。
もう少し気になる方はオーストラリア統計局にある記事を読んでみるのも良いと思います。
つまり、例えばサーティフィケートⅢをお持ちの方の場合、
- TAFE+2年の職歴+3年の職歴
がスキルアセスメントにパスできるかどうかの基準になります。
大学かTAFEどっちに入学?
AQFサーティフィケートは数字が上がるほど高い教育レベルを習得している資格と言えます。サーティフィケート3、4共にTAFEで取れるのであえて大学で学ぶ必要はありません。
ただ、学位が高いほどスキルアセスメントでは有利になるのでそのあたりを見越してあえて大学で自動車整備について学ぶのも良いと思います。
リスク低ならTAFEでサクッと卒業
大学経由だと在籍年数が長くなる=移民法が変わるリスクがある
永住権はできるだけ短期決戦で終わらせるほうがリスクが低いので大事な人生計画が壊さ獲れないようにサクッと専門学校で狙います。
ただ狙うサーティフィケートはⅣ。Ⅲだと「卒業+2年の実務経験」が追加で必要になるのでそれまで待っていられません。
永住権の申請
学位+資格で永住権が狙えますが、永住権の申請とひとくくりにしてもいくつか種類があるので選ばなければなりません。
大きな視点で説明すると、会社経由で申請する永住権とポイント製の永住権があります。
幸い、自動車整備士は永住権につながる就労ビザへの道があるので会社に就職して3年働き永住権を申請する手が一番楽ではあります。
一旦、就労ビザを取ってしまえば移民法が変わった時でもある程度影響を緩和できます。
ポイント制は難しい
ポイント制の永住権を狙うことも当然できるわけですが、直近のスコアが85点とかなり高いです。独身ポイントを追加したとしてもIELTSは7〜8は必至ですね。プロフェッショナルイヤーやNATTI資格とかも持っていないと狙えないレベル。
政府も就労ビザ経由を促している
ここ最近の移民法改正を見ていくと、就労ビザ経由での永住権を勧めていることは明らか。ポイント制、就労ビザ経由ともに移民のハードルは上がっていますが内容を比較すると就労ビザのほうがまだ狙いやすい。
その場合、スキルアセスメントに必要な最低限の職歴は「サーティフィケート+3年」です。これはサーティフィケートがⅢでもⅣでも必要です。
つまり、サーティフィケートⅢで永住権を狙うには、
- 卒業+2年の実務経験→資格→3年の実務経験
の合計5年の実務経験が必要。
会社で就職した場合は3年働ければ永住権が申請できるので、オーストラリア政府的にもポイント制よりも会社で就職するストーリで永住権を与えたい思惑が透けて見えてきます。
自動車整備士って食べていけるの?
自動車整備士の年収は低いです。メルボルンでさえ年収が65Kや時給34ドルの募集があるので一人で生活するとなるとギリギリになるのは確実だと思われます。
共働きでやっと子供を持てるくらいの状況ではないでしょうか。
また、就労ビザ+永住権を狙って会社に入るのですから給料面の待遇はそれほど良くないと見るべきです。もしかすると最低賃金ギリギリで働くというのも考えられる。
自動車整備士だと生活がキツイ
オーストラリアに永住するわけなのである程度の給料がないとやっていけません。
自動車整備士になると決める前に、生活ができるかどうかも考える必要があるでしょう。
求人数はチャイルドケアの5分の1しかない
お仕事探しのSeekを使ってオーストラリア求人数を調べてみると、自動車整備士の求人広告数はチャイルドケアは7,500程度に対して1,300。
仕事の見つけやすさでもそれほどな感じです。
そう考えるとあえて自動車整備士になる理由でもないかぎり永住権目的でこの職業を選ぶのはナンセンスですね。
自動車整備士のなり方を書く記事ですが、リアルを知ってもらいたかったのであえて書くことにしました。
まとめに入りますが、自動車整備士から永住権を目指す道はあります。ただちょっとハードルは高め。想定される年収もかなり低いので総合的に考えると別の職業でお良いのかもと思いました。
ありがとうございました。。
次のページ > オーストラリアで看護師から狙える永住権5選!なりかたも解説!
次のページ > オーストラリアで美容師として永住権を目指す方法+3選