オーストラリア、ポイント制の永住権で知るべき事。2019年版

オーストラリアは永住するためのビザをたくさん用意していますが、その中でも人気の永住権がポイント制の技術独立永住権。

自分の能力をポイントに換算して、65点以上になれば永住権の申請ができる最低条件が整えられます。
去年までは60点が永住権を取得できるかどうかのボーダラインでしたが、2018年から上げられました。

今回は超簡単にポイント制の永住権を説明します。もし、自分のポイントを知りたい方は紙とペンを用意してこれから紹介するポイントを足していってください。
  • ポイント制永住権の4大要素
    - 年齢別の点数の計算方法
    - 英語能力別の点数の計算方法
    - 学歴別の点数の計算方法
    - オーストラリア国外での職業年数別の計算方法
    - オーストラリア国内での職業年数別の計算方法
  • その他、ポイントを加点する方法|おまけ点
  • ポイント制の永住ビザ申請までの流れ
  • 職業数の制限がビザ招待を阻む
  • ポイントの加算ルールが変わる|法改正の影響
  • 移住へのアドバイス

ポイント制永住権の4大要素

  • 年齢
  • 英語能力
  • 学歴
  • 職業年数
この4つの項目のそれぞれ状況に対してポイントを加えていきます。この他にも「おまけ点」がもらえる仕組みがありますが、それは最後に説明しますね。

年齢+職業経験+英語能力+学歴+おまけ >= 65

この式が永住権を取得するための条件だと思ってください。

ポイント制の永住権は、技術独立永住ビザ技術指名永住ビザ技術地域ビザの3種類があります。

年齢別の点数の計算方法

24歳以下は、25点。
25歳から32歳までが最高の30点。
33歳以上39歳以下は25点
40歳から44歳までは20点です。

この事から、オーストラリアは職業経験をしっかりと積んだ、働き盛りの年齢が欲しいということが分かります。

英語能力別の点数の計算方法

IELTS6で0点。
IELTS7で10点
IELTS8で20点です。

IELTS6は、普段の生活にはだいたい困らない程度の英語力です。オーストラリアの大学での入学試験も、このIELTS6を一つの基準にしているので大学の講義がついていける程度の能力ということも言えます。

オーストラリア政府は、2018年からこの英語能力をかなり重要視するようになりました。

これまでは仕事の経験や能力が重要視されていましたが、移民政策が大きく変わったことを意味します。

実際、ビザの申請優先度もニュージーランド人、アイルランド人、カナダ人などコモンウェルス(イギリス連邦加入国)出身の人が高い傾向にあります。

2014年からIELTS以外の英語テストも受けられるようになりました。IELTSとその他6種類の英語試験の点数を変換できます。

関連記事:移民局に提出できる英語テストの6種類

学歴別の点数の計算方法

Diploma(TAFEの卒業)で10点。
学士で15点。
博士で20点です。

学歴が高いほうが有利ということですね。Diplomaは日本で言う専門学校にあたりますが、日本の専門学校はTAFEとみなされずポイントが付きません。

オーストラリア国内で大学や高校に通っていた場合はおまけ点が付与されます。オーストラリアラリアの永住権を目指す人はできるだけオーストラリア国内の学校に通うことや、就職する必要があります。

オーストラリア国外での職業年数別の計算方法

3年以上は5点。
5年以上は10点。
8年以上は15点です。

オーストラリア国内と国外でポイントの点数配分が変わります。職業の経験年数が5年未満の場合、年齢も25歳未満である可能性が高いので、ポイントを合格ラインまで持ち上げるのはかなり難しいでしょう。

オーストラリア国内での職業年数別の計算方法

1年以上は5点。
3年以上は10点。
5年以上は15点。
8年以上は20点。です。

オーストラリアでの職業年数は国外よりも重要視されることがこの点数からわかります。オーストラリアの職業経験は働き方や現地に必要とされるスキルを持っている事の証明にもなるからでしょう。

次のページ > オーストラリア全体の企業文化を知ろう!働く前に知っておきたい事

その他、ポイントを加点する方法|おまけ点

ポイントは紹介した、年齢・学歴・職業年数・英語能力、の他にもいくつかポイントが加点される項目があります。

NATTIの資格を持っている場合や、オーストラリアで特定の資格を持っている場合、オーストラリア国内の学校を卒業した場合等など。

加算されるポイントはおおむね5点ですが、この5点があるかないかで人生を左右することもあるのでボクたちにとっては死活問題。

地方ポイント

人口の少ない都市やエリアで学校を卒業すると5点が加算されます。都市に住みながら通信制で地方の大学やTAFEの授業を受けられた場合は対象になりません。

パートナーの能力点

ビザに含まれている配偶者(パートナー)も申請するビザの年齢、職業、英語力をパスしている場合はさらに5点が加点されます。

職業再訓練ポイント|プロフェッショナルイヤー

プロフェッショナルイヤーと呼ばれるコースを受講することで5ポイント追加。

ボクたちのような外国人がオーストラリアで就職した後に即戦力で働けるように再教育するのがプロフェッショナルイヤーです。

コストはさまざまですが$8,000以上が相場です。コース受講は1年間。卒業すると5ポイント追加の対象です。

次のページ > プロフェッショナルイヤープログラムとは?【+5ポイントしよう!】

ポイント制の永住ビザ申請までの流れ

  • 技術査定(スキルアセスメント)
  • EOI(興味の表明)の提出
  • オーストラリアの州からスポンサーをもらう(できれば)
  • ビザ申請!
オーストラリア政府は、不足している職業経験を持っている人に対して永住権を申請しています。
僕たちの職務経験が、オーストラリアで不足している職業とマッチしているかどうかは、別のお役所(評価機関)が査定をします。これが技術査定(スキルアセスメント)です。

関連記事:【ビザの仕組み】永住権や就労に必要になるスキルアセスメントに迫る!

この技術査定を見事パスした人だけがEOIを提出できます。

EOIというのは、永住権の招待に必要な提出書類で、僕たちの技術査定の結果と職業を登録することで完了します。その後、オーストラリア政府や州政府、一般の企業の人事がスキルセレクトと呼ばれる、オンラインシステムを使い、僕たちのEOIを探します。

オーストラリア政府は提出された僕たちのEOIの中から、「この人が欲しい」という人をピックアップして永住権の招待を僕たちに送ります。

この招待はスキルセレクトからのインビテーション(招待)と呼ばれていて、招待があり初めて永住権を申請できるわけです。

関連記事:【永住権の仕組み】スキルセレクトとEOIをハッキリさせる

職業数の制限が、永住権の招待を阻む

Occupational Ceilingと呼ばれるスキルセレクトで永住権を招待する数を制限することがあります。

オーストラリアの永住権を申請するには、スキルセレクトを通してインビテーション(招待)をしてもらう必要があり、その際にはEOIプロセスで提出したポイントの点数が高い人から永住権の正体が送られます。

Occupational Ceilingをすることで、オーストラリア政府は永住権を招待する人の数と質(スキル)をコントロールできるわけです。

最近、この操作が目立っており、スキルセレクトからインビテーションが送られる人の最低点数が上がってきています。去年まで会計士は60点でインビテーションが送られていましたが、今年から80点になりネイティブではない日本人がインビテーションを受け取る事はほぼ不可能になりました。

今後もOccupational Ceilingを通して移民のビザ発行率を調節していくものと考えています。

関連記事:オーストラリアのビザ発行が10%も減少した。

ポイントの加算ルールが変わります|法改正の影響

ポイント反映にビザ申請者のパートナーの能力も考えるべきだという報告が経済調査機関から政府に報告がありました。

それを受けて、ポイントの加算対象にパートナーの職務経験や英語力が反映されることに。

ビザ申請者についても、独身ポイントが追加される予定です。

次のページ > ポイント制が改正される!これまでよりポイントが稼げる内容に

移住へのアドバイス

ポイント制永住権やビザを目指す場合は事前の計画がモノを言います。あらかじめ自分に必要なポイントと目指すビザを絞って進めていくのが移住成功への近道でしょう。

ポイントが少し足らない場合でもちょっとした努力で加算ができます。永住への道までは短くはありませんが海外移住へのモチベーション維持とそれなりの努力で達成できるのでぜひ、がんばりましょう!

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