RSMSからパースが削除される可能性大。どのように影響するか解説。前編

今日は悲しいお知らせです。

RSMSの対象地域からパースが削除される可能性があります。3月11日の西オーストラリア選挙で労働党が勝利した場合、それは起こります。
なぜなら、この政策は労働党が出しているマニフェストの一つだからです。

さて、このRSMSってなんですか?っていうところから始めていこうと思います。

今回は前編と後編の2部に分け、前編は法改正の背景。後編はその影響はどれほどになるのかを解説していこうと思います。


RSMSとは

そもそもRSMSとは、Regional Sponsored Migration Scheme と呼ばれある特定の場所(地域)でのみ申請が可能な企業スポンサー永住権の一つです。
対してその地域を特定されないものに、同じタイプにENS ( Employer Nomination Scheme )と呼ばれる永住権があります。

ではなぜ、今回そのようなマニフェストが労働党から打ち出されたのでしょうか。もちろんそれは票取りではありますが、経済的な状況から見て非常に合理的ではあります。


そして、なぜRSMSの対象地域からパースが外れるのでしょうか。これについての解説です。



経済と雇用状況の変化

RSMSが当時パースが含まれることになったのは2011年。まさにマイニング(資源)ブームの時です。当時オーストラリアの最大の資源採掘のエリアになっていたのが西オーストラリア。鉱山採掘に従事する労働者が不足しており、RSMSにパースを含めることでその労働不足を解決しようと思いました。

その資源ブームは2013年をピークに減少に向かいます。
そして、それは失業率によって具体的に目に見える形で悪化していきます。

2008年の西オーストラリアの失業率は2.8%の28,700人でしたが、
2016年では6.5%の92,500人に増えました。
そして直近2年間で失業者が63,800人に激増しました。2008年から2014年頃までは横ばいで、そこから一気に増えたということです。

現在、西オーストラリアは主要都市で最も悪い失業率になっています。オーストラリア平均では5.6%。西オーストラリアは6.5%になります。

労働党は、RSMSにパースを加えたときから経済状況が変わっているので法律も見直すべき問いう主張です。
そして、RSMSの対象地域からパースを削除することで国民に仕事の機会を今よりもっと与えようという考えです。

要するに、外国人が国内の仕事を奪うので、永住権の口を塞いじゃえば、奪われる事がないだろうということです。

日本の2倍の失業率ですからそれなりに自国民を守る必要がありますね。


さて、この法改正、どうなるのかは選挙の結果次第。
後編では、どれくらいの確率でそれが起こるのか。RSMSの対象地域からパースが削除されてもENSの永住権があるけど?という面。そして実際に削除された場合はどれくらい僕たちのチャンスがなくなるの?
を書いていこうと思います。

永住したいと思う全ての人に幸運を。

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