オーストラリアには季節労働ビザがあります。これを使えば9ヶ月オーストラリアで働けます。
こんにちは、うめ太郎です!
初めに言っておきます。めちゃくちゃ時間が掛かる上にそこまでのメリットがあるのかは疑問ですね。
ビザについての情報、そういう考えもあるのね!程度に読んでいただければと思います。
オセアニア諸国のためのビザだった
季節労働ビザはSeasonal Worker Program streamと呼ばれる枠組みで運用されているビザで9ヶ月間、オーストラリアで指定された会社でのみ働けるビザです。ちなみにビザはサブクラス403です。
ただ、対象となる国籍がオセアニア諸国の一部になっている関係で、日本人はストレートに取れない。
そう、日本人が季節労働ビザを得るにはまずは、国籍を変える必要があるのです!
はい。ここでブラウザーの戻るボタンを押す人は多いでしょうね。
その国籍の取得方法も後述しますね・・。
またの名を、人生を変えるビザ
オーストラリアでは地方での農業や宿泊系の労働者が慢性的に人が足りていません。世界でも教育レベルがトップクラスなオーストラリア人はそういった仕事をあまり好まないのかもしれませんね。
そうした状況で、賢いオーストラリア政府が編み出したのが、物価の低い国(オセアニア諸国)から労働者を雇おう!とこの季節労働ビザを編み出したのです。
For the workers and their families, this is a life changing opportunity
彼ら、オセアニア諸国の人達からすると、オーストラリアの賃金はとっても高い。たったの9ヶ月間で働いた金額で子供の養育費、起業、家の購入をしているようです。
そう考えると、オーストラリアの最低賃金がなぜ世界で一番高いのかが透けて見えてきますね。賃金を高く維持出来ないと、季節労働者が入ってこない。ということかも。
もちろん、ワーホリ目的の人たちを誘い込む意図もあると思いますがね!
日本人が季節労働ビザを得る方法
前述したように、このビザは日本人を直接対象にしていない関係で、一度、国籍を変える必要があります・・。
もし、あなたが以下の国籍に当てはまるのであればすぐにでもビザ申請できますが。
- 東ティモール
(Timor-Leste) - フィジー
(Fiji) - キリバス
(Kiribati) - ナウル
(Nauru) - パプアニューギニア
(Papua New Guinea) - サモア
(Samoa) - ソロモン諸島
(Solomon Islands) - トンガ王国
(Tonga) - ツバル
(Tuvalu or Vanuatu)
さて、これらの諸国ですが市民権を取るのはオーストラリア比べてとっても簡単。基本的には現地で数年生活をするか、現地の方と結婚するして一定期間、その場所に住むことが必要なだけですね。
ほとんどのケースで最低5年になります。
ソロモン諸島で市民権を取れる条件
東ティモールは、現地の方と結婚して5年後に申請可能です。そのうち2年間は現地で過ごす必要があります。または、「10年間、現地で住む」ですね。
フィジーは、過去10年間に5年間は現地で生活をしていることが条件です。
キリバスは7年間、現地で生活をしている事が条件です。
ナウルでは、日本人女性がナウル人と結婚した場合に市民権を申請できるとされていますが、確かな情報は分かっていません。Wikiソースによれば市民権に関する法改正が何度か拒否されています。よってこれは省きますね。
パプアニューギニアでは現地で8年間生活をする事が条件です。
サモアでは現地で5年間の生活をする事が条件です。
ソロモン諸島では現地で5年間の生活をすることが条件です。
トンガ王国では現地で5年間の生活か、結婚をして12ヶ月後に申請ができます。
ツバルは情報がありませんね。。投資を一定期間すればという記事もありましたが、政府のサイトでそういう情報は見つけられませんでした。
最短はトンガ王国の市民権を得る
トンガ王国では結婚さえすれば12ヶ月後に市民権が得られるようなのでこれを使えば1年〜2年後にはオーストラリアでシーズンワーカーとして働くことも可能ということですね!
ただ、愛ある結婚相手を探すのは至難の技?かもしれません。
日本は多重国籍を認めていませんのでトンガ王国の市民権を取得すると言うことはすなわち日本国籍を放棄することを意味します。
まぁ、日本国籍の放棄も申告制なので申告しなければ多重国籍のままなのですが・・・。
- 日本の国籍を放棄してでもオーストラリアに住みたい!
- もうほかに方法が見つけられない!
という人にとっては、季節労働ビザは年齢制限もなく、技術査定のような証明もいらない。ただ唯一の条件が、オセアニア諸国の市民権を持つ人であればいいのでかなり可能性の高い方法ではないでしょうか。
この記事を起点とし、自分にあうオーストラリアへの移住方法が見つかれば幸いです。
オーストラリアに移住したいと思う人に幸運を。