永住権申請に一番スコアを取りやすい英語テストは何か。6つの選択肢。PTE vs IELTSも。

最終更新日:2018年11月3日
英語証明とIELTS

これまでは永住ビザ申請時の英語テストにはIELTSだけが認められていました。

ただ、このIELTSの採点が人間によるものなので不正確なのと、IELTSしか選択肢がなかったので独占的な部分が問題になっていました。

そういう経緯もあり、2014年からTOEFL, Pearson Cambridge Academic ( PTE ) , CAE, OET, TOEFL iBTと英語試験が選べるようになりました。

今回、この記事は以下のポイントでまとめています。

  • それぞれの英語テストの違い。
  • 英語スコアの対応表。
  • 試験のやり方は2つある。
  • 紙ベース・コンピュターベースのメリット・デメリット
  • IELTSとPTEの実際のスコアの差は無い。


それぞれの英語試験の違い

英語テストにIELTS以外も選択できるのは結構、朗報となった方もいらっしゃると思います。

留学の関係や自分にあった英語の試験が選べるのですから自分にあう英語試験を見るけることがスコアを上げる一番の近道ですからね。


IELTS

The international English language testing system を略してIELTSと読みます。

主にイギリス連邦に所属する国、(たとえばオーストラリア、ニュージランド、カナダなど)に移民する場合や、高等学校以上の教育機関に留学する場合に利用されます。

毎年数百万人が受けており、かなり需要は高いので試験勉強の素材がインターネット、本など量が豊富。

テスト内容は、リーディング・ライティング・リスニング・スピーキングの4科目で「一般英語」と「アカデミック英語」の2つに分かれます。

テストは指定のテストセンターで受けなければならず、結果は13日以内に届きます。

TOEFL iBT

Test of English as a Foreign Languageの略で、IELTSに並ぶ国際的な英語能力試験です。

TOEFLは主に世界中の留学先での入学条件に指定されています。

TOEFLにはインターネット上で試験を受けることが出来きるiBTと呼ばれる試験があり、このタイプがオーストラリアの移民で利用出来ることになっています。

テスト試験は10日以内に届きます。

PTE Academic

The Pearson Test of Englishの略で、採点はコンピュータが行うので試験ごとの採点のばらつきが少なくスコアの精度が安定している利点があります。

主に留学やイギリス連邦諸国の移民で使われます。

テスト内容はIELTSと同じ、リーディング・ライティング・リスニング・スピーキングになります。

PTEアカデミックはコンピュータ・ベースで採点がされるために結果が非常に早く1日から5日程度で届きます。

CAE

The Cambridge English: Advancedの略で、試験内容はIELTSと同じリーディング・ライティング・リスニング・スピーキングになります。
世界130カ国で試験が行われており、顔を向き合っての試験かオンラインでの試験家に分かれます。

このテストでは、職場や留学での英語勉強で、会話力がつくところです。

オーストラリアには29箇所のテストセンターがあり、テストは2−6週間で届きます。

OET

Occupational English Testの略で、ヘルスケア系の業種で使う英会話力に集中したテストです。

オーストラリア移民局はこのテストも移民用として採用しています。

テスト内容はIELTSと同じ、リスニング・リーディング・ライティング・スピーキングになりプロフェッショナルなヘルスケアの仕事で効果を発揮します。

英語スコアの対応表


オーストラリアの移民用の英語試験はIELTSを受ける人が未だに大多数みたいなのでIELTSを基準にスコアの対応表を見ていくと良いと思います。

Alternative test scores benchmarked as against the IELTS bandscale

外部リンク:Alternative test scores benchmarked as against the IELTS bandscale

ちなみに、就労ビザの場合は、Vocationalが必要です。つまり、Overall 5.0。
雇用主スポンサーの永住ビザの場合はIELTS6.0が必要になります。


試験のやり方は2つある

これまで試験というと筆記と面接によるものでした。IELTSがそうでしたね。

英語試験に新たに5つ加わる事により、これまでの「筆記+面接」のタイプと「コンピュータへの入力のみ」の2種類の形が加わる事になります。

そんな中最近注目を浴びているのがPTEという試験。

PTEはアカデミックのみが永住権申請の対象になるので少し難しく感じるかもしれませんが、ライティングのスコアが上がりやすいという評判があります。

特にインド系の人にはスピーキングのスコアも上がりやすく、PTEの受験者はIELTSの2倍も人数が多いという話もあります。

ただ、その人気に押されてか、IELTSも2018年からオーストラリアでコンピュターベースの試験が導入されました。

紙ベース・コンピュターベースのメリット・デメリット

コンピュータベースのメリット・デメリット

試験結果の各セクションで、スコアのばらつきが少なく正確です。

スコアにばらつきが少ないというのは、リーディング・ライティング・スピーキング・リスニングの各セクションの試験ごとのスコアが毎回大幅に変わることが無いということです。

紙ベースの試験(筆記+面接)の場合、基本的に人間が採点をするので場合によってはスコアが1違うこともあったりしてそれが良い方に働く場合もあれば悪い方に働く場合もあり、試験者の中にはストレスに感じることもあります。

その点、コンピュターベースのでの採点は基本的にスコアの採点基準を予め登録されており、それに従って淡々と無感情に行われて幾分、採点者が人間である部分のデメリット、感情面や体調によって左右されません。

ただし、IELTSなど紙ベース試験の場合はオーバオールと呼ばれる全体の平均点数が切り上げされやすいメリットがあるため、この部分ではコンピュターベースのデメリット出はります。

また、コンピュターによる採点は予め登録された採点基準には間違いを犯しませんが完璧な採点基準が技術的な問題によって実現できないデメリットがあります。

例えば、特定の声の高さや低さを持っている人の場合、人間の場合は前後の文章から意識せずとも発音が聞こえて(想像出来る)きますが、コンピュータの場合は発音が正確でも技術的な問題で判別できない可能性があります。

参考リンク:Which English language test (IELTS, TOEFL, Pearson, Cambridge) to take?

紙ベースのメリット・デメリット

例えば、紙ベースの場合、スピーキング・ライティングは人間による採点が行われます。

コンピュターベースのデメリットが紙ベースではメリットになってきます。
スピーキングは面接による評価ですが、発音もコンピュータでは判断できないような話し方も人間の場合ははっきり理解が出来ると行ったメリットがあります。

また、人間が判断する分、スコアが上る可能性もあります。

ただ、紙ベースのデメリットは試験管個人の感情が試験結果に影響を及ぼすかもしれないことです。

見た目が汚い、字が汚い、息が臭い、というだけでスコアを落とす人も試験管もいるかもしれません。

もちろん彼らはそうならないように訓練されているはずですが、やっぱり人間。感情からくる部分はある程度影響を及ぼすと思います。

参考リンク:I am applying for an Australian PR visa. For that I have to take either the IELTS General or PTE Academic as an English language proficiency test. Which one is easier?

また、IELTSは以前から、移民の英語能力試験で独占的な市場を持っていたので企業の売上の為に受験者を落とすと行った懸念もありますた。

IELTSではありませんが、昔、イギリスの移民に必要な英語試験にはTOEFLも入っていました。

しかし、会社ぐるみでの不正が発覚し、その後イギリスの移民に関する英語試験から外される事件がありました。


IELTSとPTEのスコアはほとんど同じ。差がない

IELTSとPTEの実際のスコアの差は無い。

インターネットではPTEはIELTSより簡単という説明や噂が流れていますが本当のところはどうなのでしょうか?

インド系の人たちは確かにスコアが上がりやすい傾向があるようです。特にスピーキングが上がりやすいですが、日本人はどうなのでしょうか。

実際に2週間程度の感覚でPTEとIELTSを受けてきました。

IELTS at 2018年6月23日。(Computer Base)

OverAll: 6, Listening: 5.5, Reading: 6, Speaking: 6, Writing: 5.5




PTE at 2018年7月7日。(Computer Base)



Overall: 52, Listening: 46, Reading: 65, Speaking: 49, Writing: 50
IELTS に変換すると、Overall: 6, Listening: 5.5, Reading: 7, Speaking: 5.5, Writing: 6



いかがですか?

リーディングはPTEの方が高いスコアが出ていますが、それ以外はIELTSとほとんど変わりません。

ちなみに、次にPTEを受けた時にリーディングは6.5になっていたのでおおよそIELTSの試験結果と同じということになります。

PTEはIELTSよりも簡単と謳っている他のブログはもしかすると業者の可能性があるので真に受けてはいけません。

PTEという選択、試験に癖があり合う人は合うと思いますが、IELTSはジェネラルが選択できるので精神的に簡単に感じました。

まとめ

選択肢が増えた分、自分にあう試験を見るけることがスコア上昇の早道だと思います。

紙ベースもコンピュターベースもそれぞれメリット・デメリットがあり、一概にどっちがどっちと言うことが出来ません。

ただ、私的にはコンピュータベースの方が試験のスコアが安定していて勉強方法が正しければ緩やかに上昇していくのが確認出来ます。

また特に今の時代で日常的にパソコンを使って仕事をしている人が多い事や、その場合はタイイングで単語を覚えている人も少なくないと思います。

タイピングの場合は字の綺麗汚いを気にする必要はなく、スピーキングでもヘッドフォンをしてマイクに向かって発音するのであがり症な人でもリラックスして試験が出来ることも期待できます。
これはコンピュータならではのメリットと言えるでしょう。

6つの試験すべてを受けるのはお金がかなり掛かると思いますが、IELTSとPTEの紙ベースとコンピュータベースを受けてみてスコアの差を見てから考えてみるのも良いかもしれません。