オーストラリアに永住できる秘訣は計画。計画で成功の8割が決まる

はじめまして、うめ太郎です!

オーストラリアに永住したいなら計画を立てる。これしかありません。

渡豪前からしっかりと、どのような方法や流れをたどってオーストラリアの永住権を手に入れるのかを計画することで目標を見失うことなく確実に夢に近づけます。

そんな偉そうな事を言っているボクも初めはカネなし、学歴なし、コネなしからオーストラリア永住を計画しました。そして今はオーストラリアに4年も住み永住権の申請もできました。

今回はオーストラリアに永住したいけど右も左もわからない方にオススメしたい計画の建て方について書いていきます。

それでは今日もアツく語り合いましょう!

永住への第一歩は計画から

無計画に仕事を進めると結果が悲惨なものになるのと同じでオーストラリアに永住するための”作業”を計画なしに進めても良い結果は望めません。

計画を作らずオーストラリアに移住して、「さぁ永住しよう!」としても行き当たりばったりと運の要素で未来が決まります。

計画と準備で永住は8割決まる

ぶっちゃけ、永住に「運、英語力、学歴、お金」なんて必要ありません。そんなものが今はなくてもこれから作れば良いだけのことです。

ボクもオーストラリアに永住すると決めたときには上のすべてがありませんでした。だけど「永住するにはどうすればいいのか?」を考えネットで検索をして計画を立てたからこそ今があると思っています。

そういう意味で、経験から断言できますが計画と準備で永住ができるかどうかの8割がきまります。

オーストラリアに永住する難しさ

永住するにはビザが必要。そのビザを申請するための条件を満たすには計画が不可欠。数ヶ月の準備でなんとかなるようなモノではありません。

というのも、永住ビザの申請には英語力、職歴、学歴が関わってくるので何年もかけて準備を整えていく必要があります。長期間の忍耐力が必要な仕事だと捉えるほうがよいでしょう。

実際にオーストラリアに永住した人に話しを聞いてみると2年以上の時間をかけている人たちがほとんど。インターネットで調べても10年後しで永住権を取得した人もいらっしゃいます。

また、ビザを知らないだけでオーストラリアへの永住が難しく感じ、計画をたてるどころかそのまま諦めて帰国という方もいます。

オーストラリアの永住に欠かせないビザのとり方を計画するためにもっと知るべきです。

自分に合う永住ビザを探す

オーストラリアには76個もビザがあります。永住のビザやそうでないテンポラリービザも含まれていますが、それだけあれば自分の状況にピッタリと合うものが見つかるはずです。

計画の第一歩はまず、自分に合う移住ビザを探すこと。この部分はかなり大事で1カ月くらい時間をかけても問題ありません。ボクは英語ができなかったので半年ほど時間をかけました。

ただ、当ブログには日本語でオーストラリアに永住するための情報が満載しているのでビザ探しと計画は簡単にできると思います。

いろいろなページを見ていってくださいね。

難易度が優しい永住権を狙う

自分にピッタリと合う永住ビザとは取りやすいビザのこと。難易度が低いとも言えます。

たとえば就労ビザ(ビジネスビザ)は就職すれば永住を半分達成したようなものです。パートナービザは彼氏・彼女を見つければ永住したようなもの。

何が言いたいのかと言うと

オーストラリアで永住するためのビザは難しいものから比較的簡単に取れるものまでさまざまです。ただ一概にこのビザは取りやすい!というわけではありません。個人の向き不向きもあるので性格的な部分や貯金などを考えながら永住までの計画を立てるべきです。

永住権の難易度は「オーストラリアで永住権を取るのは「難しい」3つの理由【知って先を読め】」で詳しく解説しています。

一般的に取りやすいビザ

どのビザを使って永住するかはは悩むべきところ。一般的には
オーストラリアで需要のある職業から永住する計画」が現実的な内容です。

このタイプは永住権の申請にスポンサーを探す必要があります。チャイルドケアやナース、IT系など人気のある職業はオーストラリアで常に需要があるのでスポンサーが見つかりやすい。

逆にシェフなどはオーストラリアで十分人手がいるので、スポンサーが見つかりません。また移民法的にもマネージャー職でないとビザが取れない仕組みがあるので、そういった成約がない地方へ移住するほうが懸命かもしれません。

目標を高くした計画

永住の計画をたてるとき、目標をちょっと高く設定した内容で進めると、永住の可能性が広がります。

たとえば、テストで50点を目指す場合、80点をとるための勉強を計画したほうが50点に到達しやすいのと同じ。だいたい計画した通りの結果はなかなか出ないのです。

そんな時のために予め立てる計画は少し高めにしましょう。

できるだけ多くの永住ビザ条件に入る

ボクが考えるオーストラリア永住のためのベストな計画は、可能な限り多くの選択肢を持つこと。いわば永住する方法 (ビザの種類)をたくさん持っておくことです。

ポイントは永住のビザを選択できるような状況を作ること。1つより2つの方法で永住する計画で進めていけば、片方がだめでも別の選択肢でオーストラリアの永住に到達できる可能性が高くなります。

そこで考えたい初めのビザは、永住権の中でもスポンサーを必要としない自分の職歴や学歴、英語力だけで申請できるもの。

自分の能力だけで申請できるビザはハードルが少し高いですがその分、努力によって永住までコントロールがし易くビザのヒエラルキーを考えてもメリットがあります。

永住ビザのヒエラルキー

オーストラリアの永住ビザはヒエラルキー(Hierarchy)があり、申請条件が難しいビザの条件をクリアすると別のビザの申請条件もクリアしているのです。

たとえば、自分の能力だけで申請するポイント制の永住権(S189)をクリアしている場合、州政府からのスポンサーありきのビザの条件も潜在的にクリアしています。

ただこの場合、申請条件はもっと低い。州政府のスポンサーがある分、それほど英語力や職歴が求められないといったメリットがあるのです。

そんな永住権の階層は下の通り。

S189永住ビザ
 (自分の能力オンリー)

S190永住ビザ
 (州政府スポンサーありき)

S489永住ビザ、S887ビザ
 (地方移住ありき)

S187やS186永住ビザ
(雇用主スポンサーありき)

S482一時ビザ
(雇用主スポンサーありき)

つまりは、階層トップのS189ビザを目指せばダメだった場合でも下層のビザが狙えるのです。

* 最後のS482ビザは一時滞在のテンポラリービザですが、そこから永住につながるビザが用意されています。

永住計画を形あるものにする

オーストラリアの永住も計画があれば「見えてくる」ものです。ここまでの説明で永住する計画の大事さとおおまかな計画の作り方と考え方を説明しました。

次は計画を、形あるモノにするためにどんな人でも移住ができるワケについて考えていきます。

お金は貯められる

そんな大金は必要ありません。それにお金が無ければ今から作ればいいのです。永住するまでに掛かるお金は思ったよりも多くありません。車一台分の価格です。

日本で1年間、バイトすれば簡単に貯められます。

それに学生としてオーストラリアに移住することで働くこともできます。移住に必要なとりあえずオーストラリアに持っておきたいお金は100万円もあれば十分。ボクなんて40万円でオーストラリアに入国して永住するために計画通りに進めたのですから。

次のページ > オーストラリアの永住権申請にたどり着くまでに必要なお金は?

頭が悪くてもいい

高校で赤点を取り続けて留年した結果、中退したボクが言います。頭の悪さと永住の可能性は関係がありません。

オーストラリアに永住できるかどうかは計画が立てられるかどうか。計画が立てられないめんどくさがり屋な人は頭の悪さ以前の問題ですね。

学歴は今から作れる

ビザの条件で大事なのは頭の良さではなく学位があるかどうか。通信制の大学で授与された学位もオーストラリアで学位として認めてもらえます。

ボクは北海道情報大学という通信制で60万円程度で卒業しました。スキルアセスメントの審査でも学位が認めてもらえました。

頭の良さより、学歴があるかどうか。学校に行くことも計画に入れるべきです。

大学卒業と永住については「オーストラリアでの永住権で大卒は有利!これから永住する人は通信制をオススメ」で詳しく説明しています。

職歴がナシ!

オーストラリアに移住して5年目になりますが、ぶっちゃけ、学歴よりも職歴のほうが重要視されていると感じます。

実際、前の章で説明した、就労ビザを経由してオーストラリアに永住する計画を組む人には学歴より職歴のほうがかなり重要。

というのも会社の社長に仕事を認めてもらえば永住への切符を手にしたものと同然だからです。その意味で職歴は一番大事です。

少し話がそれますが、その際のポイントは、就労ビザから永住ビザに切り替えるときに永住権のスポンサーを雇用主にお願いすること。

この言い方を間違えるとオーストラリア永住計画も白紙になるので注意です。

仕事を認めてもらう

ビザのためにはある程度の頑張りも必要かもしれません。ただ日本人であればそのあたりは余裕。

そこそこの人柄(人間力)と仕事をきっちりとこなす事。

当たり前」の能力がオーストラリアでは稀な人材なのです。

日本人というだけで、オーストラリアに永住するチケットを半分を持っているようなもの。それに綿密に計画されたものが加われば確実でしょう。

ボクのオーストラリア永住計画

上の図はトップダウン式で目指せる永住の道を表したものです。

自分の能力だけで申請できる永住権を目指せば、そのビザが無理だったときでも下位のビザを目指せることを前の章で説明しました。

それを踏まえてボクが計画したオーストラリア永住までのストーリーは、

  • S189を目指す
    ↓ ダメ?
  • S190
    (政府のスポンサーを貰う)
    ↓ダメ?
  • S457 → S187
    (雇用主→永住) パース
    ↓ダメ?
  • S457 → S187
    (雇用主→永住) アデレード
    ↓ダメ?
  • S489→S889
    (州のスポンサー→永住) アデレード
    ↓ダメ?
  • タスマニア州に移住して上の順番に...

という計画の内容を組みました。S187は地方に住む人が申請できるお仕事ありきの永住ビザです。最終的にボクはこのスタイルで永住権を申請しました。ただ永住権の申請時にはパースは地方都市から外れたのでS186です。

永住をめざす都市選びも重要 州によって活気が桁違いに差があります。ボクは競争の少ない地方都市、パースを選びました。それは地方で一番人口が多い都市だったからです。

人口が多い = 仕事が多い

というわけですね。

大都市を選ばなかったのは地方都市の方が申請が通りやすいからです。

次のページ > オーストラリアの移住先はどの都市がベスト?州ごとの雇用者数から考える

最後に、諦めないこと

オーストラリアに永住したい!移住したい!

この気持を持ち続けてください。

オーストラリアで永住した人たちはみんな永住に対する強い思いと意志を持ち続けている方が多かったです。ここ数年で永住権を取得した人は特にありますね。

永住への夢を追いかけ、追いかけている間は「永住の進行中」です。

オーストラリアに永住は必ずできます。

オーストラリアに永住する気持ちを毎日思い返し、計画を立て、時にはその計画を見直し、何年も何年もやり続ける。
行き当たりばったりでなく、計画ベースで永住を進めることが確実にオーストラリアに永住できる道なのだと思います。

想い > ビザを知る > 計画と実行

この流れを繰り返し続けていくことが成功の秘訣です。

オーストラリアに移住したい人に幸運を。

ありがとうございました。

次のページ > オーストラリアの地方で永住権が目指せる方法6選+1!を詳しく説明

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