オーストラリアで移住するための条件は厳しくなってきていますが、まだ道はある!
こんにちは、うめ太郎です!
移住する為の一番手堅い条件は、学校に行くことですが、今回は「移住の最低限の条件」ということで学校にいかなくても狙える条件について書いていこうと思います。
今の移住の条件は
2016年頃の法改正によりお仕事経験の証明(技術査定)が必要となりました。今の条件を話す前に、背景を知ったほうがその後の理解が早いと思うので説明すると、一番簡単(最低限)の移住方法とは2016年以前だと、就職先が見つかればそれで良かったんです。
- 就職=永住権
みたいなもので、雇用主である会社が「ビザの準備をしてあげるよ」と言ってくれれば本当に永住できた時代。
これが条件でした。それがS457ビザと呼ばれる就労ビザです。
ただ、その状況が変わったのが2016年頃。重要な部分をかい摘んで簡単に説明すると、「仕事が欲しいならその知識があるか証明せよ」という条件変更が起きました。それ以外の条件でも英語力の証明などが引き上げられました。
この知識の証明が求められたことで一気にハードルが上がったんです。
だから、その知識を得るために、オーストラリアでこれから就く仕事に関する大学を、日本やオーストラリアで入学・卒業して、さらに最低5年以上の経験が必要になったんですね。これが実質的な条件変更です。
ここで一気にオーストラリアで移住を目指している人たちが退場していきました。
移住に留学が必須に?
オーストラリア政府は、移住に必要なビザの条件に学校で学ぶことを組み込んだのです。これも経済対策の一種。留学生の学費は永住者や市民の人より3倍〜4倍高く設定されている。そうやってルールを変えながらオーストラリアを発展させていっているのですね。
そのあたりは、オーストラリアの凄さという記事でも触れていますが、移住するまでの高いコストは自分が永住者や市民になればリターンされるので最後に勝った(移住できた)人が得をする世界でもある。
移住が出来なかった人たちは、オーストラリアの経済の為に犠牲になったとも言えますね・・。
移住の条件は一つではない
ここまではよく聞く王道的な移住の条件について書いていきましたが、移住に必要な条件というのは一つではない。移住や永住するための方法やその条件というのはたくさんあるわけです。このブログにはそういった事が他のブログではありえないほど書いていますが、その大きな道は下の通り。
- 学校で知識を得る
- 日本で知識+経験を得る
- 結婚して永住
- 大きなお金を使って起業や投資
- 国籍を変更
- ボランティアで移住
などがありますね。
ただ、どれも長い道のりで膨大なお金を消費します。結婚ビザでさえ$8,000豪ドルは最低します。申請代行業者に頼むとその2倍くらいかな。そんなの現実的ではない!という方の為に、オーストラリア政府は移住の条件を低くする道も用意しています。
最低限の条件=地方都市で就活
移住に必要な最低限の条件ってなんでしょうか?それは、お仕事経験がなくてもとりあえず数年住めるビザが狙えること。そしてあわよくば永住権を取ってそのまま永住するという夢のようなプラン。
そんな夢のような道があるんです。オーストラリアでは開発指定都市と呼ばれるエリアの雇用条件を低く設定していて、お仕事経験が1年、2年とかでも働けるような仕組があるのです。
それって、ワーホリでもできるんじゃ・・と思った人はカンがいいですね。1回目のワーホリビザだと難しいかもしれませんが、セカンドビザ、サードビザまで取れる人は、お仕事経験の1年、2年をクリアすることが可能なのです。
具体的には、DAMAと呼ばれる方法で就労ビザを取ります。その条件では「お仕事経験に必要な資格があるか、1年のお仕事経験があれば資格があるのと同等とみなす。」という条件があるんですね。これなら学校に通わなくていい!しかもゼロから移住を目指せるというわけです。
もちろん、お仕事経験の証明はいるのですが、技術査定といった本格的なものではなく、州政府の査定局が独自に基準を設けて査定するというような形なので、お仕事条件に書かれている年数の間しっかり働いて会社とビザの交渉をすると本気で狙えると思います。
英語力の条件は低い
英語力がなぁ〜と思っている人にとっても開発指定都市で仕事を探すことにはメリットがある。条件的なところだけを言えば、ワーキングホリデーで1年間オーストラリアに滞在して余裕で到達できるレベル。IELTS換算でスコア5くらいです。
詳しくは「英語力はオーストラリアの日常生活でどれくらい伸びる?」でも熱弁していますが、オーバーオール(平均)で5.5くらいまでは1年位のワーホリ生活で伸びます。このスコアがあれば、就労ビザから永住権に切り替えられるレベルですね。もちろん住むところはDAMAで対応している田舎の都市ですよ!
年齢制限もほぼない
移住=永住と考えているかどうかは人それぞれですが、キホンはずーっとオーストラリアに住むという意識を持っていると思います。
ワーホリから移住できる移住の最低レベルの条件は、
- ワーホリで入国
- 地方エリア(開発指定都市)で就活
- 田舎移住用の仕事に就く
- 普通に生活
そして、最後の障害が年齢制限。ほとんどのビザでは申請条件に45歳までという制約を設けています。その年齢制限の条件も45歳→55歳までと優遇されていたり住む場所さえこだわらなければ非常に良い条件で移住のビザがゲットできます。
どうでしょうか?思ったより現実的な条件で移住できると思いませんか?
批判を気にするな。前に進め!
オーストラリアに移住する事を周りに打ち明けると、時には批判されることもある。私の場合は会社の人、ネットの人など様々でしたが、そういう批判は気にしないほうがいい。
一見、論理的な批判だとしても、移住を成功させている人はこの世界にたくさんいます。そういう人たちのバックグラウンドは様々。個人で移住、家族で移住、パートナーと移住、母子家庭で移住など本当に色々な人が移住しています。その事実だけが重要なのです。批判なんてものは、する側にとっては無理なこと、自信が無いことだからかもしれません。または嫉妬とかもあるかも。移住は楽とは言いません。だけどやってやれないことはない。その心を挫くような「周りに」あなたの人生を振り回されないでください。
今回は移住するための比較的簡単な条件について書いていきました。移住したいと思うあなたの足かせになる彼らの批判を受け入れるということは、彼らの「世界」で生きている事だと思います。あなたには、あなたの世界がある。それを忘れないでください。
オーストラリアで移住したいと思う全ての人に幸運を。
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